聞いたことありますか?
沖縄の方言で
「お城」を意味する言葉。
那覇から車を走らせること約1時間30分。
沖縄本島の北西部にある
ポコッと突き出た半島
本部(もとぶ)半島の北部。
ここに規模・大きさが
首里城と並び称される
グスク跡があるの。

今帰仁城・・・・
みなさ~ん、こちら
読めますかぁ?
私、恥ずかしながら
初めてこの文字を見たとき
て~んで読めませんでした・・・面目ない とほほ。
いまきじんじょう?
こんきじんじょう??
こんきにんじょう???
ぬぬぬ????
沖縄の地名って
さっぱり分からん・・・
難しくって 読めないよ~
実はこちら
なきじんじょう
って読むんですよ~!!
へ~?
「今」って「な」って読むの~!?
え~みんな 知ってたぁ~?!
村田 無知過ぎるって?
ほんとぉ・・・

かつて沖縄が
尚巴志(しょうはし)王により
琉球王国として統一される以前のお話。

時代的には1400年位らしいけど、
3つの勢力が争い、凌ぎを削っていたとか。
3山時代、ともいうらしいけど
北山・中山・南山と分かれて
それぞれに城を持ち
付近の土地や民を治めていたらしい。
その北山を支配する領主さまのお城だった所なのよ
ここ今帰仁城は。。。
沖縄の歴史を紐解くと
朝鮮や中国からの影響が大きくて
今でこそ日本の国の一部として認識されているけれど
時代を遡ってみると
本土とは全く違う文化圏だったんだ、、、って
認識を改めなければいけないことが多々あるわけ。
ここからは
中国や東南アジアからの
陶器などが数多く出土しているんですよ~
様々な国と交流があり
かつては
かなり繁栄していたんでしょうね。

それに
このグスクの造りひとつ見ても
本土のお城とは
別物だって
よ~く分かりますッ。
標高約100mの高台に
自然の要塞として

その地形を生かして
築城されているの。
周りには川や谷があり
その急斜面を生かして
グスクが築かれているわけ。
敵の侵入を防ぐ上で
この急斜面は効果的。
防衛上に優れた天然のグスクともいえるんだな。
今は正殿と呼ばれるメインの建物はないけれど
全体の規模は、かなりのものだったと
城郭を見ただけでも
想像出来る。
そう!
この城郭。
見事です~♡
外周約1,500m
高さ約6~10mの城郭が
その地形に沿って
ず~っと連なっているんですよ~
行ったことはないけど
多分、中国の万里の長城って
こんな感じで
更にスケール・アップした建造物じゃないかなって
思いますけど・・・
如何でしょ?
この情景を見ただけでも
本土の城壁・城郭とは
様子が違うものだなって
大いに 納得!です。

「琉球王国のグスクおよび関連遺跡群」
として
世界遺産に登録されたのが2000年。
丁度今年で10年目になるのかぁ。
まるで
小高い丘を登るような感覚だね。
かなり上まで歩くのよ~
上まで登ると
御内原(うーちばる)と呼ばれる
今帰仁城に仕えていた女官たちの
生活の場があります。
ここからの眺望、
最高~♡
開放的だなぁ。。。

東シナ海が一望できるので~す。
ちょっと
海外、、、
それもアジアの他の国へ
旅行に来た錯覚に襲われます。
それくらい
大和の国
日本・・・とは
雰囲気が違うの。
沖縄には
本島、離島合わせて
200以上ものグスク跡が
残っているとか。
それぞれが
様々な時代に建てられたにせよ
こんなにも
お城の痕跡があるなんて・・・
沖縄には沖縄の
長い長い民族の歴史があったんでしょうね。
今回の沖縄は
2回目の旅だけど
前回訪れた時以上に
沖縄(琉球)の歴史に触れ
沖縄の人に接し
沖縄の自然に抱かれて
私自身に思うところあり。
国がひとつになる、
いや
統合されてしまうことで
そこに昔からあった
既存の文化
人々の生活や習慣が
失われたり
損なわれたるすることがあっては
いけないなって
強く思う。
太平洋戦争の傷跡、
今もなお続く基地の問題。
遡れば
本土と沖縄との力関係は
江戸時代の
薩摩藩との関係にまで及ぶのか。。。
沖縄(琉球)の
時代と共に
否応なしに
自らを犠牲にして
変わらなければならなかった
彼らが置かれた複雑な立場。
それを強いてしまった本土の人間の身勝手さに胸が痛む。
深く「申し訳ない」と思うと共に
これからの沖縄との在り方に
新しい展望はないかしら・・・って
今まで
近くて遠かった気持ちの距離が
私の中で
一気に縮まった思い。
お互いの違いを認めないで
なんで
自分の考えを
相手に押し付けようとしちゃうんだろうね・・・
人間関係の基本。
国と国との付き合いも
また同じこと。
相手を知ろうとする所から
始めなきゃ。
今帰仁城跡の高台に立つと
海からの風が吹きあがってくる。
先人たちも
平和な世界を築こうとして
ここに城を造り
生活を営んでいたんだろうなぁ。
いつの時代も
人が願うことは同じなのにね。
学ぼうよ!
私~
学ぼうよ~!!
人類~