2010年1月14日木曜日

予想外?!

新年 初コンサート。 9日に行って参りました!!!
東京オペラシティ ニューイヤー・ジャズ・コンサート2010。

あの、日本ジャズ界の大御所

山下 洋輔氏がプロデュースし
ゲストを招いて

そのアーティストの知られざる新たな魅力を
山下氏本人との共演の中で
引き出す・・・という
新年ならではの
贅沢で、エクサイティング~!!!な
コンサートなのだッ。

その注目すべき今年のゲストとは・・・・

じゃじゃ~ん!!

あの、ブーニン氏。
きゃ~♪
そう
1985年の第11回ショパンコンクールの覇者。

でも・・・
ブーニン氏とJazz・・・

想像出来ない・・・
全く。まるっきり。て~んで。。。
ありったけの想像力を振り絞っても・・・出来ないの・・・想像が。
思い浮かばん(涙)

とっ!
その意外性に引き寄せられた観客達(私もその一人)で
超満員の会場。
熱気ムンムン。

16:00の開演と共に
その「超・予想外!!」なステージは
幕を開けたのであ~る。

プログラムは3部構成。
まずはブーニン氏のソロ。
そしてそれに応えるかのような山下氏のソロ。
休憩を挟み
いよいよ、観客待望のブーニン氏&山下氏のデュオへ、
とプログラムは進む。

ドビュッシー、プーランクとフランスものを軽やかに演奏するブーニン氏。
音色の美しさは流石!!!

その中で
一番胸に響いた演奏は
Bachのカンタータ第147番
あの有名なコラール「主よ、人の望みの喜びよ」。

私自身が歌い手であるからなのか・・・
言葉が聞こえたような気がしたの。

このBachの崇高なコラールの歌詞の意味さえも
ピアノの音色のみで伝える、、、凄いなぁ~ブーニン・・・(呼び捨て~お許しを)

間でインタビューなどあって
演奏者の人柄も伝わり楽しい。

山下氏の演奏は
流石!の存在感。

ブーニン氏と同じく
Bachの作品
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007から「プレリュード」も演奏された。

でも私はオリジナル曲
ご本人作の
「仙波山」に圧倒されちゃった。

フリージャズ・・・って
訳すと
自由に思いのまま
その時の感性を音に表す、っていう意味だと思ってる。
でも
山下氏の演奏を聴いていると
パッションにまかせたまま、だけではない
まさに職人技。
経験に裏打ちされたテクニックと
観客の波長を察知する力。
音で人をその気にさせる!?
特別な能力があるような気がする。

二人のデュオを聴くと
更に山下氏の凄さが分かる。

ゲストであるブーニン氏を立てつつも
最終的には
山下ワールドを作ってしまう凄さ。

そして
何より勉強になったのは
そのサービス精神。
山下洋輔、という人、この人・・・ほんと凄い。

人を楽しませる為に
何をすべきか・・・

それは
自分が一番楽しむこと。
これに尽きる。

それを
見事に見せてくれた。


予想外!!の組み合わせの二人。
でも
観客を楽しませることにかけては
予想通り・・いや
予想以上のパフォーマンスだったな。

新年から
素敵なお年玉を頂きましたッ~♡

Bravi~♪

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