ラストに訪れた場所は
イギリス海峡に面した
フランス北西部にある港町
サン・マロ。
旧市街へ向かう城壁の外 |
サンはセイント 聖の意味。
そのまんま聖マロ。
そう、カトリックの聖人マロの街。
サン・ヴァンサン門 |
マロはウェールズ出身の聖職者で
6C半ば ここブルターニュに街を作った人。
12C頃から築かれたという
城壁に囲まれた旧市街には
古い石造りの建物が残っていて
なかなか雰囲気のあるところよ~
この街
なかなか面白い歴史を持つらしい。
16C
敵の船を襲って積荷を略奪する
いわゆる海賊 を
フランス国王が「コンセール」という合法的な組織として
許可しちゃった!!
その彼らが大活躍(活躍・・・って海の泥棒よー!)
「自分たちは単なる海賊とは違うんだー!」
誇り高いコンセールの子孫だ~
と自認するのが
ここサン・マロの人達。
ひじょうに独立心が高い人達みたい。
「フランス人でもブルターニュ人でもない。
自分たちはサン・マロ人だ」という言葉があるくらい。
彼らのお陰?!で
17C末には
フランスで一二を争う
港町となるワケ。
そんな
人のモノ盗んで
めちゃくちゃな~
と思うけど、、、ね。
その土地の歴史を知ると
面白い。
その海賊たちの末裔が住む街。
訪れた時は
丁度4年に一度開催の
船のレース関係者が多く滞在していて
街は賑わっていた。
レースに参加する世界各国からの船が!! |
城壁の上には遊歩道があって
少し高い位置から
海や旧市街を見下ろすことが出来るんだよー
海の色が濃い~の。
この辺りの水温は
もともと低いらしく
冬の海は水温
一体何度なんだろー
見るからに さぶそー
サン・ヴァンサン大聖堂が
どどーん♫
11Cのもの。
この聖堂内にあるステンドグラスのなんと美しいこと!
思わずうっとり♡
壁には光に反射したステンドグラスの多彩な色が映し出されて
それがまた、何とも言えず幻想的。
プロジェクションマッピングのよう |
見事なパイプオルガンもあって
トットがここにいればなぁ~なんて
オルガニストの親友のことを
思わず思い出しちゃったりしてー
フランスに限らず
ヨーロッパでは
地方やこじんまりとした町にも
立派な教会があって
そこにはパイプオルガンまでもが!!
お昼の時間や土日には
ミニコンサートが開催されることもあって
気負わず気軽に
クラシックの音楽に触れることが出来るのよね。
羨ましいぃー
こういう環境。
街中では
ブルターニュ生まれ
バターたっぷりの
クイ二―アマンなど
御菓子を売る店や
かわいい小物を売るお土産物屋さんが
軒を連ねる。
キャンディー屋さん |
海のもの
例えば船やイカリ、海賊
マリンストライプe.t. c.
をモチーフにしたお土産が目立つなぁ。
父にも船乗りが着ていたと伝わる
防寒対策抜群のニットセーターをお土産に購入。
お留守番への敬意を払って~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パリに戻って
オープンしたての
ルイ・ヴィトン美術館に足を運び
フランスに住む友人・知人と
フライトまでの時間を過ごす。
マダム米子 ユキミ |
盛りだくさんだった今回の旅も
そろそろフィナーレ。
フランスは4度目。
訪れる度に
進化してる部分と
伝統をしっかり守ってる部分とがあって
そのヴァランス感覚が絶妙だなぁ~って
感心する。
どっちつかずな
中途半端感ゼロ。
人も
人懐っこいとか
親切、やさしい・・・なーんて
フレンドリーさは全く感じないけれど
とても個人主義の国なんだなぁーって。
人は人
自分は自分。
本来、当たり前のことなんだろうけど
ここまでハッキリと
一人一人が
「わたしらしく」「俺流」を体現してる国は・・・
良くも悪くも
さすがッすね~フランスって感じ。
「長いモノには巻かれろ」
なーんて言葉
この国の人には
通じないんだろうなぁー
旅はいいねぇ~♪
発見や気づき であり
学びだねー
しみじみ。
また
どこぞに♪
※6回に及ぶ長編
お付き合い頂いたみなさま
ありがとうございました!!
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