2011年4月29日金曜日

Prana

息っていう意味なんですって
「Prana」って・・・

インドの言葉だそう。

呼吸は生きとし生けるものにとって
必要不可欠な行為。

ブレスが浅い人が増えているのも
現代人がキレやすい原因のひとつだと
常々 思ってるくらい
深くて、質の良い呼吸は

健全な身体・クリアな頭脳への
必須条件だと思うなぁ。


GW初日。
ズバリ! この「Prana」がタイトルのコンサートに
行って参りましたぁ!!

安江 佐和子さん。すごくチャーミングな
マリンバ・パーカッション奏者。

彼女とは
知人からの紹介で
鎌倉でのコンサートで
ご一緒したのがご縁♡

ご案内を頂いてのコンサートで
ソロのコンサートは
初めてうかがうことになるなぁ。

華奢な体でいらっしゃるのに
ものすご~くパワフル!!な演奏なのよね~


閑静な住宅街での
サロン風なコンサート。
最前列、かぶりつき!?
まじかで、
その体の使い方をじっくり拝見。







鮮やかなマレット(バチみたいなの)さばき♪マリンバって結構大きいのよね、横に。
視界の広さなのか、
はたまた
感覚で鍵盤の位置がもう身に付いていらっしゃるのか・・・
「一体、何処見てんのぉ~?」って
まさに、イリュージョン見てる感じよ。

マレットを右手、左手
それぞれ2本づつ持って
カニさんみたいに「チョキ?!」にして
鍵盤の幅や位置に合わせて
猛烈なスピードで演奏していくんですよ~!!

勿論、マレット1本づつの曲もあったけれど
それでも、速いんだよね、スピードが。

ピアノやハープみたいに
ペダルがないから
音の響きを持続させることが
難しいんだと思うんだなぁ。
だから、音色をどれだけ保つか
余韻を残すかは
独特な奏法が必要なんじゃないか
って、素人考えで思うわけ。

細かく、同じ音を連打するのも
聴き手に届ける響きが
長く続く効果があるんじゃないかな~?

音の強弱の
何と繊細なこと!!

マリンバって
こんなに表情豊かな楽器だったんだ、って
ほんと、恥かしながら今回
安江さんに 教えて頂いた感じ。

そして
非常に興味深かったのは
彼女の体が
開いているってこと。

楽器に向かう時に
腕や手は前方に伸びているんだけど
Bodyが体の芯に対して
解放されているんだよね。

それが見ていて良く分かって
面白かった♪

体を開くって
私も
いつも生徒に言っていることだけれど
とっても大切なことなんだよね。

正に「Prana」
呼吸とも深く結びついていること。

深い、豊かな息で
心の底から何かを伝えようと
醸し出される様々な音たち。

この「Prana」・・・
「いのち」っていう意味もあるとか。


今回のコンサートは
震災の影響で
当初の予定から延期されての開催。

コンサート冒頭で演奏された
被災者の方々へ贈られた曲を含め
安江さんの「Prana」ーいのちへの思いが
彼女の体を通して
ダイレクトに伝わる
素晴らしいコンサートだった。

安江さん~!
あなたの鼓動と私たちの鼓動
見事に 共鳴しましたよ。

※マリンバの解体ショー?!ならぬ搬出現場を撮影。
あの大きな楽器が 見事にコンパクトサイズになるんだね~
これもまた 楽しい発見!

2 件のコメント:

  1. 感激です(泣)このように捉えてくださるなんて(涙)
    本当にありがとうござます!
    反省多き本番(いつも)ですが、今後の励みにさせて頂きます。
    身体のこと、呼吸のこと、声楽家の方にこうして
    見てくださり、理解して頂けたら幸せです。
    全身全霊で弾きました。

    Nozomiさまもお身体、健康管理にお気をつけてください。
    ありがとうございました!

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  2. 安江さ~ん!
    早速にコメント頂いて有難うございます♡
    そう!お衣装も前半、後半と素敵でしたね~
    私の感想は何も知らない人だから(笑)の率直・素直な言葉です。当日あの素敵な演奏をお聴きになれなかった残念(涙)な方々にも、少しはニュアンス伝わったかしら・・・画像も含め、ご本人のBlogでぜひともご確認下さ~い。http://blog.goo.ne.jp/sawako-perc/e/885a1b5a934f464d8f8f4640834e64af

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