2011年1月27日木曜日

想像力

シアターコクーン
今年最初にかかる芝居は
シェイクスピアの「十二夜」。

劇団自由劇場の串田和美さんの演出だもん。
シェイクスピア喜劇の原点ともいえるこの作品が
彼の手によって
一体どのように料理されるのか・・・

ひじょ~に興味あるところ!
これが
行かずにいられようかッ!!





芝居は役者によって演じられる訳だけど
演出家の腕次第で

同じ作品も
面白くなったり

つまらなくなったりするのよね。

本は同じなのにね。
不思議・・・
まるで、生き物。
文字に息が吹き込まれて
血の通った生きた言葉として
私達の前に立体的な姿を現す。










その作品の行くべき方向へ舵取りをして
キャスト、スタッフを束ねていくのが
演出家の役目。
責任重大だぁ。

一方で

作り手だけの責任ではなく
観賞する側のセンスも問われるのが
芝居がただ受け身の娯楽で終わらないところ。

観ている人が100人いれば100通りの解釈があっていいのが
芝居の面白いところだし魅力だと思うなぁ。
正解もないし。

でも
作り手が伝えたい本質は見抜けた方が
観賞の楽しみも倍増するはず。

串田さんは私達に
「ちょっと 頭の中を広げてみようか」
って言ってるみたい。


ひとつのシチュエーションから
いろんな世界が広がっていく・・・
喜劇の中に
実はもう一つの切ないストーリーが隠れていたり。

ただハッピーハッピー♡だけで終わらない所が
シェイクスピアの凄さでもあるしね。




この「十二夜」、
キーワードは
やっぱり「片思い」かな?

様々な登場人物の
それぞれに形の違う片思いに
私も
どれだけ想いを巡らすことが出来ますか・・・

それもまた
芝居の面白さかな。

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