2010年5月29日土曜日

一生懸命

またまた
肌寒い週末になってしまいましたね・・・とほほ。

このまま梅雨に入っちゃうのかしら。
ちょっと気分がドヨ~ン。

しか~~~し!!!
そんな憂鬱になりそうな気分を
一気に吹き飛ばしてくれた
今日という一日~

ありがとう、今日という日よ~

ふふふ・・・
またまた
若いって
すんばらしぃ~♪って体験を
してきちゃった。

昨年12月に
審査員を務めた
母校の中学合唱祭。
(2009/12/12のblogをご参照のこと)

今回は
ちょっとお姉さん方・・・♡
高校合唱祭の審査員として
鎌倉・城廻、
山の上にある母校へ、再度Go!

高校生ともなると
身体の成長と共に
かなり声もしっかりしてくるし
精神的にも、内面的にも
一皮むけた感があるので
どんな演奏を聴かせてくれるのか
ものすご~く楽しみ♡にして
登校したのです。

選曲されたプログラムを見ても
どの曲もかなりの難曲。
これは
期待が持てるぞ~!

一学年4クラスなので
3学年、12クラス分の
課題曲・自由曲を聴くわけで
これがなかなか難儀な作業。

今回の課題曲は
聖歌「あめのきさき」。
合唱祭用に3声部に編曲されてる。

自由曲は
ホント様々。
ゴスペルもあれば
シリアスな内容のもの、
若々しい、今の彼女達ならではの
未来への期待や不安を綴った歌・・・などなど
聴くだけなら楽しいけど
これを審査しなくちゃいけない、となるとねぇ・・・

疲れたぁ~
真剣に聴くと耳も疲労するのよ~

それに
人の歌を聴くと
自然に自分の声帯も
その声に反応して振動するので
すべての審査が終了した時は
喉もカラカラだし、
心なしか声もざらざら。。。
自分が歌った方が
まだいいかな。

とまぁ
タラタラ言ってはいますが
正直なところは
「いい演奏聴かせてもらったよ~
ありがとう、後輩たち!!」
って、彼女達に感謝を言いたい。

特に高3のみんな。
受験体制に突入しての この時期 5月。
もう合唱の練習なんてしてる時間も暇も全くないのによ~。

でも、決められた行事だから仕方ないよね~
なんていう冷めた態度は微塵もなく
むしろ、高校生活を燃焼させよう、的な
ガッツすら感じる。

何より私がグッときちゃったのは
一人ひとりが自分の出来ることを
精一杯やり通そう、と努めるその姿。

けな気、なのとも違う
応援したくなる・・・ともちょっとニュアンスが違うんだけど
持てるものを全部出し切ろう、とする一生懸命さが
いじらしいのね。

今どき
一生懸命って格好悪いみたいに思われちゃうけど
どうして、ひとつのことに邁進する姿が
ダサいことになっちゃうのかね?

素敵でした~
とても、格好良かった。

これからの時期
自分の将来への最初の大きな選択の場に向け
一歩づつ進んでいくのよね。


色々な人生が待っていると思うけれど
この
歌を通しての人との触れ合い
調和を生み出していくプロセスは
きっと、これからの人生の
励みや力になるはず。




最優秀賞を受賞した
高3のクラス
指揮者が
感極まってか
涙を堪えながら振り切った演奏に
思わず胸の奥の
やわらかい部分が
刺激された感じ。

いつもながら
鼻先がツーンときて
危うく もらい泣き・・・

いいな・・・
お決まりの遠い目・・・

それでは皆さんもご一緒に。。。せ~
っの~
「若いって すんばらしぃ~♪」
(内臓年齢19歳 by村田

2010年5月24日月曜日

祈りの空間

かつてこの辺りはオシャレな邸宅が建ち並ぶ
風光明媚な
東京随一の山の手の住宅街だったんですよね~
今はオフィスビルが立ち並び
当時とは
かなり様相が変わってしまったようですが・・・
でも今でも

ちょっと道を変えて
気分も新たに?!散策してみれば
かつての面影を感じることが出来るかもしれませんよ~

千代田区三番町。

大通りからひとつ横の道に入り
長~い石の塀に沿って歩くこと数分。


ありました、ありました~

表札をご覧あれ!
「駐日ローマ法王庁大使館」。




古き良き時代の建物そのままに
何ともレトロで格式のある佇まい。

門から建物の入り口までもどなたかの御屋敷を訪問するかのような
「お宅探訪~」的ウキウキ感が・・・


気分が盛り上がるなぁ♪



御存知の方もいらっしゃるでしょう。

ここはカトリック教会の総本山、
ヴァチカン市国の
日本での大使館ですね、はい。

ヴァチカン市国は
イタリア、ローマにある、
世界最小の主権国家。


イタリアへ旅行にいらっしゃる方は
立ち寄られる方も多いのでは?

ヴァチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂。
ミケランジェロの大天井画、最後の審判はあまりにも有名ですよね。
ご覧になりましたか?

さてさて
そのヴァチカンの大使館を
なぜに訪問したか・・・と言いますと!
大使館内の礼拝堂(聖堂)が
60年ぶりに改装され

一般(関係者)にお披露目になったからなので~す。



4月に完成お披露目があり、
そのあと、新緑のシーズンになって
いざ! 私も行って参りましたッ。

聖堂(礼拝堂)に一歩足を踏み入れると

柔らかい光に包まれ
心が穏やかになるのが分かるの。





白を基調にした内装。
正面にキリストの生涯が描かれたレリーフが。

そして
祭壇の下には
12使途のミニブロンズ像が並び



左の壁面には
十字架の道行(キリストの受難のあり様)が
キャンバス地に描かれている。
その線が自由で躍動感があって
作者の息遣いさえ感じるのです。


改装を手掛けたのは

イタリア人の建築家とか。

流石・・・


祈りの場を
あえて特別なもの、とはせず

自然体で、
ありのままの、普段のままの自分でいられる空間として
造ったのではないかな、ってね、

そんな印象を持ちました。

心を静め
天地創造の神と向き合う場。
自分の心と対話をする空間。

この聖堂はまさに

その日常の中での
豊かな時間を生み出すに
相応しい場所だったのです。



生まれた時から

意識しなくても
くらしに、風習に、文化に
宗教がさり気なく
しかし 深く関わっているヨーロッパの人ならではの
建物の造り 内装や照明 色遣いだな~と
納得し、同時に感心してしまったよん。

空や海をイメージするスカイブルー
そして
地を彷彿させる深い茶色の壁面の色調。

白く輝く光に包まれ
あたかも
広々とした大自然の中で
心を解き放って
自分を見つめているよう。


私にとって「祈り」とは・・・

今自分が在ることへの感謝と
私を より良い形で
あなたの道具となれるように
導いて下さい

と父である神に願うこと。

そして
自分の胸のうちを
包み隠さず?!さらけ出せる場所こそが
心地よい祈りの空間
と言えるのかもしれないなぁ。

ちなみに
我が家では
必要以上にリラックスしちゃうけど(へへへ苦笑い)
かなり邪念の多いスペース=私の部屋が
この「祈りの空間」なんだよねッ。。。

.そんな場所で
大丈夫なんかい?!
心と向き合えるんかい???

って
鋭い突っ込みが聞こえてきそうですがッ。
どんな空間であっても
結局は
形・スタイルじゃない!
心、心~!!!
その人の
心の在りよう!!!

2010年5月2日日曜日

メッセージ

今年、生誕200年の有名人は?
って言うと
大概の人が
「ショパン」とか「シューマン」って
答えるでしょうね~

私もその一人。

そう!
その通り「ショパン」「シューマン」で
正解ですッ。
では
生誕100年となると?

・・・???
かなりマニアックですぞ~

インドで
最も貧しい人々、
そして
苦しむ人々のために
その生涯を捧げて
働き奉仕した人、
と言えば
お分かりの方もいらっしゃるのでは?

その人は
マザーテレサ。

神の愛の宣教者会の創始者であり
現代に生きる私達に
数々のメッセージを
自らの行動を通して
示して下さった方。
亡くなられてからは
丁度13年になる。



その「20世紀の聖女」と呼ばれる
彼女の姿を描いた絵画展が
4/27~5/1まで
銀座のクオリア画廊で
開催された。

作者は村田 佳代子(母です)。
彼女の44回目の個展になる。




私も連日
出来るだけ会場に行き

訪れて下さった皆さんと
直に接し
話をしたり
感想を伺ったりしましたよ~♪
皆さんの生の声を聞く良い機会だし
作品から感じることを直接うかがうのは
とても興味深いことでもあるから。

点数は全部で35点。
油彩、パステルの作品が
会場に並ぶ。

母は
マザーが3回来日された時
毎回追っかけのように?!同行し
その様子や姿をスケッチ。
マザーの死後
2回に渡って訪ねたインドでの取材と合わせ
実際に見たこと
そして
そこからイメージを膨らませて
自らの絵画としての表現で
作品を制作・発表したのです。


インドでのマザーの生活を描いた作品群や
来日された時の様子を描いた作品たち。そして
歳を重ねていくマザーの表情を描いた作品。

連日多くの方々がご来場下さり
約300人の人達が
マザーを描いた作品と出会って下さったのです♡





ご来場下さった皆さん
有難うございました!!

「日本人は
物質的には豊かでも
心は貧しいのでは?」
と私達に問いかけ
「愛の反対は
憎しみではなく無関心」
と、おっしゃったマザー。

1981年に初来日された時のマザーのメッセージを受け止め
「例え大きなことは出来なくても
小さなことを
大きな愛をもってする」
というマザーの言葉を
日本人は
果たして
どれだけ実践出来ているのかな・・・

「人間のほほえみ、
人間のふれあいを忘れた人がいます。
これはとても大きな貧困です。」

う~ん。。。


日本人に限らず
現代人は、大切なものを忘れてしまっている
心貧しき者に なってはいないか?

マザーのメッセージに
心を寄せ
自問自答。