2010年2月28日日曜日

我が家の春

黄色い小さなポンポン状の花。
枝いっぱい
その丸くかわいらしい
黄色い花で埋め尽くされる。

また青い空に
その鮮やかな黄色が
映えるんだなぁ~♪


南仏、ニース辺りで

良く見られる花だとか。
この花の名前が付いたお祭りも
あるんですよね。




2月~3月
春は もうすぐそこッ!
というこのシーズン。

我が家の庭を
一瞬で春気分♪にしてくれる花・・・
それが ミモザ。


マメ科アカシア属の植物。

この眩しいばかりの黄色に
もう、見ているだけでパワー全開!
元気になれる。


ホントに見事な黄金色、黄金~!!!
黄色は風水的には金運ですよね~♡へへへ

我が家も家の西側に植えてますのよ~ほほほっ~


お花屋さんの店先にも
今たくさん並んでますよね。
でも切り花だと

黄色のボンボンが小さくなっちゃう。
色も心なしか淡くなってるな~水あげが難しい花なんだ、きっと。

やっぱり
枝に咲いている状態がBestよね。




ミモザ・サラダや
カクテルのミモザ。

黄色があまりにも印象的だから
イメージしやすいし
お料理や飲み物の名前にも

よく使われるんでしょうね。
あ~お腹すいてきたぁ~

ミモザの木の下には
クリスマスローズも慎ましく咲いてる。

この花は派手さはないけれど
その名の通り
クリスマスの時期
寒い冬にも 
けな気に花を咲かせ
花のない寂しい冬の庭を
彩ってくれる。


白と淡い赤紫。

その花言葉通り寒いシーズンの「なぐさめ」になる

やさしく控えめな花。
でもイギリスではガーデニングで
バラに次ぐ人気の花とか・・・

確かに
出過ぎず、どんな草花とも調和が取れる

ある意味
重宝で育てやすい花なんでしょうね~

いよいよ明日から季節は弥生。
自然界からは確実に

春の新しい息吹を感じる。

の~んびりモードもいいけれど
1年で一番 身体も動いてくるシーズン。
(これ生物学的にですよ~)


これからの活動の仕方で
次に迎える冬の身体のコンディションが決まるのよ~!!!
ほんと、動物(
人間)の
体は良く出来てるよ。



自然界のサイクルと
人間も同じ。

共存する意味が
そこにあるんだよね~

自然界が元気じゃないと
私たちもエネルギッシュになれないのは当たり前。

草花・樹木の存在に感謝♡して
私も自然界の一員として
パワフルに3月迎えるぞ~!

あ~そう言ってたら 喉渇いちゃった・・
無性に
カクテル・ミモザが 
飲みたくなってきたぁ~

え~っと・・・
スパークリングワインと
オレンジジュースあったかな?!

2010年2月26日金曜日

自分との戦い

連日
バンクーバー冬季五輪の報道で
巷は熱いですねぇ~
(ご多聞にもれず、私もですが・・・)
ブラウン管を通してだけど
観戦する側も 毎日忙しいですね。


そろそろ終盤。
女子のフィギュアへの関心は
尋常じゃな~い!

熱い! 熱すぎる~!!!





アスリートの人たちの
自分に対して厳しく
ストイックな姿を見るにつけ
頭が下がる思いです。

そして
大変!恐縮(すみませ~ん)だけど
その姿・・・
多少、音楽に携わる者と
ダブる、ところもあるんだよね。

一つ一つの課題をクリアしていく過程は
どのジャンルにも共通する ある意味過酷な道のりだと思う。
それぞれの課題の大きさは別にしても
何かを克服していくことは
とてもエネルギーがいるし
忍耐力・根気や
最後まで諦めずに
自分を信じる力が必要だと思うの。

技・技術を習得して
それに甘んじることなく自分を磨いて
常にどんな状況においても
ある水準の力を出せる・・・「結果を出せる」
・・・それが本物であり プロですものね。

でも
その為に辿る道のりは
時に過酷であり
時に孤独であり
自分自身との対話であると共に
戦いでもあるのだと
選手たちを見ていて
つくづく思うなぁ。。。

自分っていう対戦相手が
一番手ごわいのよね~

時に距離を置きたくなっても
いっつも 隣にいる。
逃げ出したくても
ぴったりと横にいて ついてくるし。

一生顔を突き合わせてなきゃいけない相手でしょ~?

ほんとッ!
厄介な対戦相手だなぁ。

だからこそ
ここで
あらためて言っておこう。

「どうぞ 私
お手柔らかにねっ。へっ!?」

2010年2月19日金曜日

不思議な味

「ケンミンショー」。

我が家で 良く見るテレビ番組のひとつ。
ご覧になってる方も
多くいらっしゃるのでは?

日本って狭いようで
結構広いんだなぁ~
って純粋に思える番組。
(地域によってこんなにも
多種多様なの?!っていう意味でよ~)

毎回
単純に驚き
その後、ほのぼのとして
ついフフって笑ってしまうの。
所変われば・・・の
日常の県民のひとこまを
テンポ良く紹介する中で
それぞれの県民性の違いを
クローズアップする楽しい番組。
確か以前
紹介されてたっけ。
栃木の方々の大好きな飲み物。

その名も
ズバリ!!
「関東・栃木 レモン」。

そのまんまじゃない!!
ねぇ、もうちょっと
ひねってよねッ!!
と、思わず突っ込みたくなる
「逃げも隠れもいたしませんッ
なんか文句ある~?!
私が 関東・栃木  レモンです」
的 何とも堂々としたそのネーミング。

珍しい、と思ったんでしょう・・・
宇都宮に立ち寄った妹からのお土産。

ほ~
これが
あの噂の
栃木県民 大好物の飲み物かぁ~


ど~も~
初めまして~

このパッケージが
レトロで

なかなか かわいいじゃ~ないの。

なぬなぬ・・・・
乳飲料ね。
へ?!
レモンでしょ?
フルーツよね・・・
果汁は?か~じゅ~!!!
・・・・0%・・・ですか・・・

レモン、と名乗って
肝心なレモンはいづこ???

謎を残したまま
いざ試飲。

なんと言ったらいいんでしょう。
マズくはない。
そりゃ~そ~だ。
栃木県民の郷愁の味ですもん。
県民に愛されてる
DNAに深く刻みこまれた味なんだもの。
マズい筈がない。

味ねぇ・・・
ほのかに甘い飲み物ですの、一言。
やさしい味・・・と言ったら
抽象的よねぇ・・・

主張のない味。
とらえ所のない味。
記憶に残らない味。
・・・こう書くと
褒めてないよね・・・

いえいえ、そうじゃなく。
逆に
癖のない味。
ひつこくない味。
後味がさっぱりした味。
う~ん、こう書けば
飲みたくなるでしょ??

乳飲料、というだけあって
少しヤクルトにも似てるかも。
そこまでトロッとはしてないけど
近い、かなり近い。

そして
私が問題視?!している
肝心のレモン。
その正体は・・・

みっけた!
このか~お~り~♡

かすかに香る
その甘酸っぱい柑橘系の香料。
なぜか ドリンクなのに
お菓子のレモンパイ・・・を彷彿させるのよね~この香り・・・

う~ん
これが
「関東・栃木 レモン」の
レモン、たる所以なのでしょう・・・か?!

嗅覚が味覚に勝る
稀有な飲み物。
それが
「関東・栃木 レモン」かな。

2010年2月13日土曜日

春の訪れ

今シーズン、一番の寒さ・・・ って。
ど~りで
さっむい訳だ。
ホント
今日は寒かった。。。
雪もちらついたし。

明日のヴァレンタインデーは
少しは暖かくなるのかしらぁ・・・
(私には無縁ですけどッ!!チョコレート売り場は戦場だね~)
寒空の中
北千住のシアター1010で開かれている
草月いけばな展を観に行ってきた。
そのタイトルは
「花・久・夢」と書いて
「はぐくむ」と読む。

草月流の支部は数多くあるけれど
今回の展覧会は
東京北支部の皆さんの作品展。
友人が出展しているから
ということもあるけれどもともと生け花の作品を観るのは大好き♡

一人ひとりの個性が
草花を通して表現され
限られた空間に
そのエッセンスが凝縮されてるわけですよ~

展覧会に行くと
その様々な美的な世界が
いくつも観賞・体感出来るし
自分のステージを思い浮かべ
舞台美術を考えるとき
大いに参考になる仕掛けやセンスが満載♪
枝をこうやって使うと
空間が広く見えるのかぁ、とか
目線を上のあたりに持っていくには
こういう花器を使って
花はここで、枝ものはこっちか・・・
などなど
草花の種類、
組み合わせる物の素材や色合いも含め
色々学ぶものがあるので~す。


会場には個人の創意工夫された作品あり。
グループでの見応えある大作あり。

どの作品も
草花を通して
作者が何かメッセージを伝えようとしているんだと思うの。

友人の作品は花器も
最初からこの仕上がった全体像をイメージして
自らが制作した、というこだわりよう。

柳のような枝ものを生けたかった、
との本人の思いが存分に伝わるしなやかさを感じる
やさしく女性らしい作品だった。

花器の周りに生けられた花々の
赤や黄色の色合いがポイントとなって
彼女の作品の周りには他の場所より
暖かい空気を感じた。
温度を感じるそんな作品だった。

お家元の紅梅・白梅のいい香りが
辺り一面に漂う流石~♪と、思わず
ため息が出る大作も拝見。





外の雪空を暫し忘れるひと足早い
春の訪れを感じる
贅沢な休日。

2010年2月6日土曜日

特別な作品

フランスの作曲家プーランク。
20世紀を代表する作曲家の一人。

私、彼の作品には
妙に縁があるんだなぁ。

昨年リリースした初のCDが
プーランクの歌曲集「画家の仕事」。
そして
オペラ研究所の修了公演で演じた役が
プーランクのオペラ「カルメル会修道女の対話」の主人公
ブランシュ・ド・ラ・フォルス。
日本では彼の作品が演奏される機会が少ないのが残念。

確かに
旋律は音の数は少ないにも関わらず
単純ではないし
和声の面から見ても
難解なところもあるけれどでも、私が感じるには
ひじょうに知的だし
感情に流されない理性的な所もありそれでいて
時に 何とも満ち足りた
ジワッと涙が出るくらいの天国的で天上に誘われるような響き・・・があるわけ。
これは計算では生み出せないね。
天性のセンス、感性の成せる技。
この両者のヴァランスが絶妙だと思ってる。

日本ではなかなか演奏される機会がない・・・
と言いましたがッ今日は珍しくもあり
はたまた
個人的には
ひじょ~に懐かしくもある
彼のオペラを観に
上野・東京文化会館へ行ってきたので~す♪
ズバリ!演目は「カルメル会修道女の対話」。そう
10数年前修了公演で上演したオペラね。
ついつい懐かしくて
昔の写真、持ち出しちゃったよ~→
(今より 太ってるな・・・)
ストーリーは
フランス革命時の実話をもとにした
テーマの重いシリアスな内容ではある。でも神の存在や信仰心、
死生観、人間の弱さなど・・・
考えさせられるテーマだし
心に響くメッセージが満載で
一気に全3幕を観賞。
一人ひとり個々の印象的なアリアがある、
というよりは
修道女たちの群像劇としての色合いが濃く
重唱や「Salve regina」「Ave Maria」「Ave Verum」
などの宗教曲の合唱の美しさが際立つ。
ホント
そのう~つ~く~し~さ~!!!
ったら
鳥肌もの。

20代の研究生時代を思い出し
蘇る記憶・・・

今 目の前で繰り広げられている舞台と
自分がかつて演じた時の様々な想い出が交錯し
グっと胸に込み上げてくる不思議な感動がある。

普段のオペラ鑑賞とは一味違う
作品の中に自分が存在するひとときだった。

2010年2月2日火曜日

歳のかさね方

今シーズン初の雪。
2月には必ずといっていい程 1度や2度は雪の降る日がありますね~

この寒さを何度か経験すると
いよいよ春がやってくるわけだぁ・・・
春近しッ。


さて
私のコンサートやリサイタル、サロンへも
良く足を運んで下さるI氏。
いつもにこやかでお元気でとても若々しい方なので
お歳のことなんか

話題になったこともなかったけど
そのI氏のお誕生日がこの雪降る日、2月1日でいらした・・・の。
数日前
いつもコンサートや曲のことでお世話になっている
斎藤友子さんから

「市べえ(I氏の通称)のBirthdayをやるから
望さんも美紀ちゃんと一緒にこない~?」
とお誘いが!
丁度今年第1弾のサロンも無事終わったところだし
折角だもん~

それに・・・・ず~っと行きたかったお店なんだ。

行こっかッ!
とばかり悪友?!であり演奏パートナーでもある美紀ちゃんと
青山のJazz Barへ。
そこは
伝説のJazz Pianist 三世さんがオーナーを務めてらっしゃるお店。

雪がチラつく表参道の交差点から
オレンジ色の看板目指して歩くこと2.3分。
表通りから路地に入るとすぐそのお店はありました♪
名前は「Jazz bird」。




お店の前では
赤いベスパがお出迎え。
店内には
壁一面にカラフルなリキュールやお酒のボトルが並びほの暗い照明の中
毎晩
様々なミュージシャンたちがパフォーマンスをするステージが
すぐそこに。
ここは
知る人ぞ知る

Jazz好きな人達が夜な夜な?!集う場所。ちょっと贅沢な大人の空間だ。

オーナーである三世さんは
友子さんのJazzピアニストとしての先輩になるのかな。

以前からお噂は・・・うかがっておりました、ハイ!
こうして憧れのお店で
アーティストとしても尊敬出来る三世さんとお目にかかれて
村田、感激ですッ!!

三世さんはI氏と
私のリサイタルへ何度かお出掛け下さったことがおありとか。
嬉しいぃ。

そして本日のメイン・イヴェントI氏のBirthday。
かわいいバルーンや見事な蘭の花
そして
何ものにも代えがたい
仲間たちの顔・かお・カオ。
主役I氏のお幸せそうなこと~
(いつもニコニコ顔でいらっしゃるけど・・・
更に満面の笑みです~)

Jazzの演奏って
ホント、難しいの(私にとっては)。

でもこの既に「難しい」って思っちゃってるとこが
NGって感じですけどね~

基本も大事かもしれないけど
あのセンス、遊びの部分って

どうやったら身に付くんだろうね~

その人に与えられた特別な才能だよね~


羨ましいなぁ。


三世さんから
どうしてJazzに目覚めたか?!から始まる

いろんなお話をうかがって
時間が経つのもアッという間。
今日のステージを聴きながら
ワインも進み
人生の先輩方の含蓄のある言葉の数々に
ただただ感心して
頷く美紀ちゃんと私。
最後に

みんなからI氏に音楽のプレゼント♡

三世さんのピアノで
僭越ながら・・・他のお客様も巻き込んで・・・
私めがHappy Birthday Songを歌わせて頂きました~(ひぇ~)


そして勿体なくも!!
三世さんのピアノで
村田飛び入りで
I氏への歌のGift
「La vie en Rose」も歌わせて頂いちゃいましたッ!!!
(Photo:I氏)


お~幸せだぁ~♡
I氏自身はピアノや歌(カンツォーネ)をたしなみ
今は絵画にハマっていらっしゃるとか。

心持が穏やかで
さり気なく人を気遣いそして何事にも一生懸命で好奇心がある。

これっ、若さの秘訣だな。

この歳のかさね方は
お見事!と言うしかない。

今晩のメンバーは
みんな私よりズーッとお兄さん、お姉さんだけど
こんな自分の在り方を知り
自分を表現できる術を持つ大人であるならば
歳を取るのも悪くないな~