2009年11月28日土曜日

出掛けてきたぁ~♡ カンボジア・ベトナム紀行~その4

プノンペンから
ジェット機で移動すること50分。
やって参りました 
シュムリアップ!


ここは、
世界遺産のアンコールワットを始めとする
アンコール遺跡群がある街。





近年、アンコールワット熱が高まり
年間様々な国から
沢山の旅行者が訪れる。


街もプノンペンに比べ整備され
ゴミも少ないし
いかにも観光都市って感じ。

まずは街の様子を・・・ちらり。

空港から市内に向かうバスに乗り込むと
途中いくつもの市場があり
どこも多くの地元の人で賑わってる~♪



市場には
ほんと
様々なものが売られてるんだなぁ。


食材は
フランスの植民地だった名残りでしょうか。

フランスパンが 
やたら無防備に店先に吊るされてる。

でもこの暑さ。。。
パンが入っているビニール袋。

既に汗かいてて
中身は大丈夫かしら・・・と
少々疑わしい目で、、、ギロッ!

日本で問題になっていた賞味期限なんて
この国の人達は
全く気にしないんだろうし
製品への期限表示なんて
おおらかで、
はたして
表記してあるのか、ないのか???
それでも、みんな元気にくらしてるし
衛生面に関しては
あまりこだわってないみたい(ガイドさん談)

きっと、
各自の判断に任されてるんだろうな・・・

電気量が足りないそうで
個人の家には
配給される電気量に限りがある。

少ない電気量のため
当然冷蔵庫がない家がほとんどとか。

あ~そうか。

だから、みんな朝から外の屋台で
朝食を取るのね~
家では、あんまり料理はしないんだ、、、
ううん、そうじゃなくて・・・
料理がしたくても、出来ないんだ~
納得納得。
買った食糧も
保存が出来ないから
その時に必要なものしか
買わないんだね、きっと。


交通手段は
やっぱりバイクが多いね。

なんと!!カンボジアでは
バイクの免許が必要ないんですよ~
え~っ!?

バイクが手に入りさえすれば
誰でも運転できるってことらしい・・・

見よう見まねで始めるのかな。

いい事なのか、悪い事なのか・・・
運転技術も心なしか危なっかしい感じ。

「そこのあなた~ちゃんと左右見て下さ~い!!」
って、ついつい言いたくなる突進型の人が多いみたい。

道渡るのも怖いよ~命がけ!?


行商の人も多し。
その荷物の多いこと~

このバイク、安定感、まるでナシ。
見ているだけで
怖いです・・・





子供用の
カラフルな遊具も
所狭しと
青空陳列されて
そのイイ意味での
チープさに
ポップなかわいらしさも加わって
人々の目を引いてましたぁ。

中国製多し・・・これは今や何処でもね。

物価はかなり安い。
通貨単位はリアル。

でも買い物は
ほとんど米ドルで通用する。
ちなみに
1ドルが4200リアルくらい。
100リアルが2円ほどかな・・

う~ん、計算も、ちょっと面倒くさいね。

ほぼ
10ドルでいくつ
とか
1000円で何個、という買い方で
買物は問題なし。
まとめ買いだわね。

品物の数が多ければ多いほど
ディスカウントしやすいし、
値段交渉は必須!
やらなきゃ損損~

みんなガンガン、ディスカウントしてましたぁ~
その時は
「タライナァ~」と呟くのがポイント♡
これ
日本語に訳すと
「高いな~」っていう意味らしいの。

言葉の響きも似てて
覚えやすいし
行くとこ行くとこ
「タライナァ~タライナァ~」と
呪文のように唱える村田でした。

それではここで
皆さんもご一緒に!!
「タライナァ~」

2009年11月27日金曜日

出掛けてきたぁ~♡ カンボジア・ベトナム紀行~その3

カンボジアには
国民が使用出来る壁面のある美術館がない。

歴史的に価値のある仏像や遺跡からの出土品、
美術品などを展示する歴史博物館はあるけれど
たとえば、海外のギャラリーから美術作品を借りて
展覧会を開きたくても
その会場となる美術館がないので
若いアーティスト達は
ピカソやマチスの作品を実際に観ることが出来ないの。

勿論、自分たちの作品も発表展示する場がないわけ。

折角専門的なことを志しているのによ~

う~ん、何とかなんないのかなぁ・・・



ここプノンペンには
国立の芸術大学があって
美術の他、演劇、舞踊、音楽を学ぶ学生たちが通っている。




そんな彼らに
壁面を自由に使ってもらいたい・・・
そして
生に、直に、巨匠たちの作品を鑑賞してもらいたい・・・


そんな邦人アーティスト達の願いが実り、
今回、カンボジア王立芸術大学内に

その名も「IPARC」
(International Peace Art Center Exhibition Hall)
アイパーク
という美術館が
寄贈されたわけ♡





学生たちの歓迎ぶりったら
凄いね~
「いぇ~い!!」と
思わずハイタッチしちゃいそうな勢いですぅ~


彼らの喜びや感謝の気持ちが伝わってくる。
「オークン!」の嵐。
(カンボジアーベトナム紀行~その2を参照のこと)







ぜひぜひ、
これからこの器
(建物)を
感性を刺激する創作活動の場として
フル活用してほしいなぁ、
そして、カンボジアのアートの息吹で
満たして欲しい。


オープニングは
この美術館建設に携わった
邦人アーティスト達の展覧会。
会場は学生や地元の人たちで大賑わい~!!
もう街中大騒ぎさ~♪
完全に お祭りモード!!! です。


私も母の作品を始め
会場に展示されたアーティスト達の独創的な作品の数々を
ゆっくり鑑賞~♪


白い壁面、
高い天井、
自然光を生かしながらも
きちんと配置された照明。



まだまだ芸術の分野までは手が回らないらしい
カンボジアのお国の厳しい現状を
肌で感じつつも
この若い世代から
どんなBig Artistが誕生するか・・・

期待でウキウキしちゃうな。




芸術は国や言語を超えてコミュニケーションが出来る分野。

作品ひとつひとつを真剣に見つめるその瞳に
貪欲なまでに何かを吸収しようとする彼らのエネルギーを感じるな。

私まで、
これから
まだまだ自分が成長出来るような気がしてきたぁ・・・
(自己暗示も時には必要~♪)



良く言われることだけど
支援しているようで
こちらが、彼らから
心に大きなメッセージ、プレゼントを頂いているんだよね。

純粋な気持ち、まっさらな心、素直な思い・・・
近頃トーンと忘れてた感情・心のひだ だなぁ。

日本にいると
何かと誘惑や邪念が多いならねぇ~

ちょっとPureになれたか・・な・・へへへ。

2009年11月26日木曜日

出掛けてきたぁ~♡ カンボジア・ベトナム紀行~その2

カンボジア。
日本の半分くらいの大きさらしい。

その首都、プノンペン。
プノンペンの人口は

140万人ちょっと。
街に沿って流れるのがトンレサップ川。


そして
川沿いに建つのが
街の中心的存在の
黄金宮殿。

今も勿論 王様 シハモニ殿下がお住まい。
前シアヌーク王の息子さんね。

ほんと
その名の通り
どこもかしこも
金色だぁ~!!
まっ、まぶしッ・・・

入口には
大きな沙羅双樹の木が。
流石、仏教国だなぁ。

人口の95%が仏教信者とのこと。
御釈迦様が亡くなられた時
その近くに植えられていた沙羅双樹が
王宮の入口に生息しているのも納得だなぁ・・・うんうん。





今日は猛烈に
いいお天気。
晴天~!!
夏だよ、な~つ~!
ジリジリと照りつける太陽に
11月であることも忘れる・・・(汗)

屋根の鮮やかな黄色が
青い空に映えるのね。





王宮の隣には
シルバー・パゴダと呼ばれる
王室の菩提寺も。













けっこう広いの~ここ~
照り返しが強い・・・
日影がないんだもの。

朝晩にヒーターを付けて
掛け布団も一枚増やしたばかりの
日本での生活。

いきなりのこの温度差は
なんなんだぁ~
一瞬クラッとする。。。
ふぅ~


おやっ???
怪しい展示物を発見!
こちらの王宮の女性の方々の正装らしい。


みなさん、必ず手を合わせてご挨拶をなさる。
こちらも、勿論同じスタイルで
お返しのご挨拶
「チュムリアップ ス~オ(こんにちは)」を笑顔で~
ちなみに有難うは
「オークン」ね。
彼女たち
月曜から日曜まで
1週間、毎日御召し物の色合いを変えるらしいの。

7体のマネキンさんが並ぶ不思議な光景に
すみません・・・
ちょ、ちょっと 私も混じらせて下さい・・・

って、ズラがズレてませんかぁ~?
そこの何体目かのあなた??

やっぱり、奇妙な光景?!かな・・・


さてさて
こちらで
良く見かけるのが
象の彫像や造形物。
ここでも発見。

エキゾチックな建物や景色に
同じアジアでも
所変われば
こんなに趣きが異なるんだなぁ、と
感心しきりの
村田。

まだまだ驚きや発見はつづく・・・
旅はまだ始まったばかりなのである、
じゃんじゃん♪

2009年11月25日水曜日

出掛けてきたぁ~♡ カンボジア・ベトナム紀行~その1

既に7月29日のブログでもご紹介済み・・・だが
「カンボジアに美術館を建てよう~!!」
というプロジェクトに関わっている母に同行し
その様子の一部始終を記録する為
行って参りました~♪カンボジア~♪

ベトナム航空に乗り込み
フライトすること6時間。



プノンペンへの直行便はなく
まずは、ベトナム、ホーチミンへ。




3時間のトランジットの間
空港内を散策、散策~
(歩こ~歩こ~私は元気~♪)



ベトナムの細やかな刺繍は有名。
かわいいバックや小物も
日本では人気よね。

ありました、ありました~
色様々で、サイズ大小、デザインと
ヴァラエティーに富んだ袋ものたち。








そして
ベトナム・・・というと連想される、
あのクーリーハット。
小物も見てるだけで
楽しくなっちゃうユニークなものばかり。

3時間のトランジットも
あっ!という、間。

外はすっかり日暮れ。
でも、寒くな~い!
気温はな・な・なんと30℃~♪
いきなり晩秋の日本から
常夏のカンボジアへ。
日本を出た時はタートルネックに薄手とは言っても
コートを着ていたけど
機内ですべて脱ぎ・・・(きゃ~♡)
下に着ていたタンクトップに一枚羽織るスタイルに。
これで丁度いいんだから、
ちょっと調子狂っちゃうなぁ~


さて、ここからは
50分という短時間の小型のプロペラ機での移動で
いざ、カンボジア・プノンペンへ~Go~!!!


日本との時差は2時間。
カンボジア・ベトナム共に
日本より2時間遅れ。

日本時間の10:30に成田を離陸した飛行機は
現地カンボジア時間19:20に無事到着。


夕食を途中で済ませ
一路、2日間プノンペンで滞在することとなる
「ホテル カンボジアーナ プノンペン」へ。
チェック・イン。


これから8日間のウルルン滞在記!?を地で行く
「村田 出掛けてきたぁ~♡(下條アトム風)」
カンボジア・ベトナム珍!?紀行。
どうぞ、お付き合いくださいましぃ~

2009年11月15日日曜日

四天王

かれこれ10年以上にはなるだろうか・・・
私達、、、厳密に言うなら、M嬢、J嬢、お頭と私。
この4人がメンバーで、
年ごろも同じくした独身女性が
世の男性たちに
とことんダメ出しをする会・・・って一体どんな会じゃい?!
怖~い・・・(汗) 
違う違う!! そうじゃなくてッ!

美味しい料理、お酒を飲み、季節ごとにイヴェントを楽しみ
いい歳になっても、ちゃんと己達の誕生を祝い、
芝居を見、音楽を聴き、日頃の思いのたけを語る会。
それが「四天王」の会。

みんな個性豊かで
それぞれ、魅力的?!であるにも関わらず(ふふふ)
と~んと縁遠くて・・・
と思いきや!

四天王中、一番男前だったはずのお頭が
この度、奇特な方とめでたくご結婚・・・との運び。





メンバーの喜びもひとしおですぅ。








お頭・・・もう結婚なんてッ!ふんっ!というモードに見えたが
水面下でかつての彼と再会してたらしく
私達四天王他メンバーにしてみると
寝耳に水。

結婚披露宴なんて、、、的
クールな印象のはずだったお頭・・・
が!が!が!
華やかに、ゴージャスに、横浜みなとみらい、インターコンチネンタルホテルにて
ご披露宴!どど~ん!!!



















四天王の中から既婚者が出るとは・・・
の喜ばしくも複雑な思いを胸に
われら三天王も いざ、参列。

いや~
素敵だったぁ・・・
綺麗だったぁ・・・
幸せそうだったぁ・・・

ホント
ラブラブ♡オーラの二人(もちろん新郎新婦)


こちらも顔がほころびますよ。
カンパ~イ!!







日中は見事な晴天♪
陽が暮れると
窓の外は横浜の美しい夜景。
絶景かな~♪

新郎Y氏は
終始笑み(を通り越して笑いが止まらん!といった面持ち)
いつも凛々しいお頭も
この日ばかりは
本物の淑女に見えましたわぁ~

披露宴は
二人からの心遣いやこだわりが
随所に散りばめられた
微笑ましく
時にはジーンとくるシーンもあり。

特にご両親の様子を拝見していると
心にほんわか温かいモノがこみ上げてきて
その後に
しみじみ、キュンと胸が痛くなる何とも言えない感覚を覚えるのね、私は・・・
最高に素敵だったのは
お頭とお父様との
ダンスシーン♡♡♡
ナットキング・コールの曲に合わせての
洒落たサプライズの演出は
私達、ゲストもみんなホ~って溜息付いちゃった・・・

四天王3メンバーは
お頭の門出を自分のことの様に、はしゃいで!?
飲んで、食べて、歌って!?
お祝いしたのでした。
めでたや~

あっ!ここで
新婦、お頭から耳打ちが・・・

「新郎は
お得な伴侶をゲット!の果報者・・・と紹介するよう
くれぐれもよしなに・・・」

「ひっひっひっ。。。
越後屋、おぬしもワルよのぉ~」
はいはい、よしなに、よしなに・・・

お頭ッ、おめでとっ!!!
末永く
おしあわせにッ!!!!

2009年11月13日金曜日

太陽の賛歌

ひと月程前から譜読みを始めた新曲、
河辺貞三氏作曲の作品のタイトルが
「太陽の賛歌」。

テキストはアッシジの聖者フランチェスコによる詩として
知られている。

随分前に譜面は頂いていたんだけど
見るからに難儀な曲で
じっくり向き合ってなかったの、、、ごめんなさい・・・


演奏の場のスケジュールが先に決まり
とうとうお尻に火が付いて~(ひぇ~)

作品に果敢に?!挑んだこのひと月。


今日はその晴れのお披露目の日。


関東学院のチャペルでの
ランチタイムのコンサート。

11:40~と12:30~
と2回の演奏。


編成は
ピアノ、オルガン、ソプラノ。
ピアノは作者ご本人の河辺氏が。

オルガンは
私の中高の同級生で
芸大のオルガン科を卒業した
「とっと」こと早川幸子さん。
ソプラノは私 村田が担当。

3人で数週間前に2回合わせをして迎えた本番当日。


ほんと今回ほど
一人で譜読みをする作業の過酷さ、
孤独を痛感したことはないねッ。
(オーバーじゃなく・・・)




譜読みをするのはもともと好きなんだけど
現代曲となると
やはり一筋縄ではいきませんでしたぁ~


夜な夜なピアノで旋律を辿りながらの作業。
河辺さんの曲は10分を超える大曲で
曲に取り掛かった頃は正直どうなることか・・・と思った。



でも、楽器との合わせで
こんなに曲のフォルムがはっきりするとは。


合わせって、今更ながら
共演者の呼吸を感じながら
自分の演奏の役割を自覚する重要な作業なんだなぁ。


発見もあり、
演奏を通しての表現の進むべき道も示してくれる。

曲全体の中での自分の立ち位置も明確になってきて
作品の中での自分の居心地が段々良くなってくるの。

この安心感って重要。
これでいいんだ!って思える演奏を増やしていかなきゃ
本番を自信を持って迎えられない。



合わせをしての問題点、改善するポイントを持ち帰り
再び一人の作業。


でも合わせをする前の「一人」とは全然違う。
作品の全体像も掴めて行くべき方向がもう見えてるもの!



本番は気持も集中して
適度に緊張感もあり、
現時点でのベストを尽くせたと思う。

演奏は生もの。
その時々でコンディションも変わる。


今日初演のこの作品も
これから色々な演奏家の手で表現され
時を経て、また大きく深く成長していくんだろうな。


その初演に携わることが出来て
幸せ~♡


とても楽しい
ひと月だったなぁ~
終わっちゃって、ちょっと淋しい・・・
人との出会いと同じく
曲との出会いにもご縁を感じるよね。







河辺さ~ん!
また、新曲、書いてくださいよ~(願)


・・・と強引に縁を作ろうとするのは・・・
いけないか・・・いけないね・・・