2009年11月27日金曜日

出掛けてきたぁ~♡ カンボジア・ベトナム紀行~その3

カンボジアには
国民が使用出来る壁面のある美術館がない。

歴史的に価値のある仏像や遺跡からの出土品、
美術品などを展示する歴史博物館はあるけれど
たとえば、海外のギャラリーから美術作品を借りて
展覧会を開きたくても
その会場となる美術館がないので
若いアーティスト達は
ピカソやマチスの作品を実際に観ることが出来ないの。

勿論、自分たちの作品も発表展示する場がないわけ。

折角専門的なことを志しているのによ~

う~ん、何とかなんないのかなぁ・・・



ここプノンペンには
国立の芸術大学があって
美術の他、演劇、舞踊、音楽を学ぶ学生たちが通っている。




そんな彼らに
壁面を自由に使ってもらいたい・・・
そして
生に、直に、巨匠たちの作品を鑑賞してもらいたい・・・


そんな邦人アーティスト達の願いが実り、
今回、カンボジア王立芸術大学内に

その名も「IPARC」
(International Peace Art Center Exhibition Hall)
アイパーク
という美術館が
寄贈されたわけ♡





学生たちの歓迎ぶりったら
凄いね~
「いぇ~い!!」と
思わずハイタッチしちゃいそうな勢いですぅ~


彼らの喜びや感謝の気持ちが伝わってくる。
「オークン!」の嵐。
(カンボジアーベトナム紀行~その2を参照のこと)







ぜひぜひ、
これからこの器
(建物)を
感性を刺激する創作活動の場として
フル活用してほしいなぁ、
そして、カンボジアのアートの息吹で
満たして欲しい。


オープニングは
この美術館建設に携わった
邦人アーティスト達の展覧会。
会場は学生や地元の人たちで大賑わい~!!
もう街中大騒ぎさ~♪
完全に お祭りモード!!! です。


私も母の作品を始め
会場に展示されたアーティスト達の独創的な作品の数々を
ゆっくり鑑賞~♪


白い壁面、
高い天井、
自然光を生かしながらも
きちんと配置された照明。



まだまだ芸術の分野までは手が回らないらしい
カンボジアのお国の厳しい現状を
肌で感じつつも
この若い世代から
どんなBig Artistが誕生するか・・・

期待でウキウキしちゃうな。




芸術は国や言語を超えてコミュニケーションが出来る分野。

作品ひとつひとつを真剣に見つめるその瞳に
貪欲なまでに何かを吸収しようとする彼らのエネルギーを感じるな。

私まで、
これから
まだまだ自分が成長出来るような気がしてきたぁ・・・
(自己暗示も時には必要~♪)



良く言われることだけど
支援しているようで
こちらが、彼らから
心に大きなメッセージ、プレゼントを頂いているんだよね。

純粋な気持ち、まっさらな心、素直な思い・・・
近頃トーンと忘れてた感情・心のひだ だなぁ。

日本にいると
何かと誘惑や邪念が多いならねぇ~

ちょっとPureになれたか・・な・・へへへ。

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