2009年9月26日土曜日

ものづくり

スペースアートの
分野で活動をして
いる又従姉妹。

彼女が新作を発表している
「新制作展」が
六本木の国立新美術館で開催されている、とのこと。




早速 作品を観に出かけた。

2007年1月に開館したにも関わらず
私は 訪れるの お初ですぅ~ ど~も、初めまして・・・
きょろきょろと怪しい「おのぼりさん」と化す。


故黒川紀章氏設計の建物はやはり凄い存在感だなぁ~

おもわず「まま・・・まぶしっ!」
と目を瞬かせてしまいそうな外観・・・


美術館に一歩足を踏み入れた建物内は、ガラスで出来た壁の曲線を生かし 
様々な自然光が室内に差し込んで 辺りは柔らかい明かりに包まれていた。



絵画 彫刻・・・とフロアーに分かれて各ジャンルが
展示されている。


私は、早速スペースアートの部屋に。




又従姉妹の作品を探す。

あった、あった!






特徴のある彼女の色遣い、
柔らかい素材がひときわ
目を惹く。









                  

紙を一から染め、微妙な色合い、グラデーションを生み出していく。

何とも淡く、デリケートな色の重なりに、思わずため息。



近寄ったり、作品から数歩離れたり、を繰り返し
角度や距離によって変化する造形の面白さに暫し浸る。


細かい作業、そして丁寧な仕事にひたすら感心する私。

色の糸で造形同士を繋ぐ目線の変化も楽しかった。


他のアーティストの作品もゆっくり鑑賞♡

特に彫刻のジャンルに、
興味をそそられるユニークな作品が多くて
ひとつひとつ、じっくり見ちゃった。


物づくり、って
ホントに凄い。
無から何かを生み出す訳だから
その想像力、創造力・・・たるや如何に???


音楽も勿論 創造・想像の世界だから
美術・アートの分野から学ぶこと、
吸収することは計り知れない。

実際にビジュアルとして 作品を通して訴えかけてくる作者・作り手のエネルギーは
動かぬ物体・色彩・造形からも 
大いに伝わってくる。

そこから、また観賞する側に
更なる想像力を刺激してくるところが凄さなんだなぁ~


時と共に流れて消え去っていく音楽とは違い
ドーンといつまでも そこに存在することで
メッセージを送る美術・アート。


一瞬を生きる音楽も
その「時」に集約された強さがあるけれど
丸腰でそこに佇む中で メッセージを感じ取ってくれ・・・と言わんばかりに
そこに存在するアート作品にも 別のインパクトがあるな。


音楽と美術には切っても切り離せない相乗関係がある。


今回も、自分が表現する上でのヒントになる魅力的な作品たちとの出会いがあった・・・
と、お土産を頂いたような ちょっと得した気分♪で美術館を後にした。

2009年9月19日土曜日

文化祭

芸術、文化に触れる機会の増えるシーズンですね~
秋ですものねぇ。

文化祭、っていう言葉の響き、妙に懐かしくありません?
(遥か遠い目・・・)

今日から3か月に渡り
鎌倉市内で31団体が参加する市民文化祭が開かれる。

今日はそのオープニングイヴェントの日。

鎌倉生涯学習センターホール、きらら鎌倉ホールで開催される
「第53回鎌倉市民文化祭」のホールプログラム
MCと第1部組曲「鎌倉 音 風景」の朗読・歌に出演するため、

朝10:00楽屋入り。
音楽仲間のSさん、Hさん、そして今回初めてご一緒するパーカッションのYさんとリハーサルを。

組曲「鎌倉 音 風景」はSさんが2年前に世界遺産登録を目指す鎌倉のため書き下ろして下さった
5曲からなる美しい曲。
ピアノ、笛、パーカッション、そして歌で演奏される。

私は、歌と共に
間で挟む朗読も担当。

鎌倉の映像と共に演奏されるこの作品は、
Sさんの鎌倉への思いが沢山詰まっていて、
時にしんみりしたり、
心踊ったり・・・
きらきらとした旋律の宝石が詰まった
素敵な曲たちなのだ。
午前中合わせ、リハ、マイクチェックなど
一通り済ませ
14:00からの開演を待つ。


今日は連休の初日。
鎌倉は多くの人々でにぎわう賑わう~♪
ホールの外は、会場を訪れる人で混雑・・・


市民による市民のための文化祭。
大いに見て、聴いて、参加して、体験するべし!

オープニングのイヴェントは
私たちの他、ジャグリングのCONROさんによる躍動感溢れるパフォーマンス、
鎌倉市内の高校の合唱部の皆さん2団体による心洗われる瑞々しく清らかな歌声。

間にインタヴューなどもあり、盛りだくさんの内容で文化祭の開会に相応しい催しとなった。


ご来場下さった皆さんのお顔を見ながら、
「どうぞ~今日からの3ヶ月間、
市内各所で開催される文化の祭典に
ぜひ足をお運びください!!」とPR。

学生時代以来の文化祭。
ほんと、甘酸っぱい響きだな~(ふふふ)

会場で配られた文化祭の小冊子を手に
自分の住む街の「大人の文化祭♡」に触れるのも
新たな発見があって楽しいかも!?

人生多少は経験を積んで
咀嚼する文化の味も、また奥深いものになっているかも!?
(Photo M.Saito)

2009年9月12日土曜日

甘い衝撃

秋・・・とはいっても
少々蒸す日は、冷たい飲み物が恋しくなるもの。

土曜の夕方、ちょっとノドを潤したくて~

分厚いホットケーキで超有名店になってしまった・・・イワタ。
(鎌倉駅 小町通り入ってすぐ、地元民にとっては、ごくごく気軽にコーヒーを飲みに入れるお店だった筈なのにぃ~の意味を込めて)

私はホットドックとかも好きだな。

ケーキセットも、銀のトレイに数種類並べて運んできてくれて、チョイス!!

そのラインナップもチーズケーキ(レアとベイクド)、いちごのショートケーキ、洋ナシのタルト、モカケーキ、今は季節がらダントツ人気のモンブランなどなど、そのオーソドックスでデコレーションも至ってシンプルな様相のケーキたち。横文字で言うより、あえて洋菓子♡と表したいレトロ感もまた良し!


中庭にいろんな草花が植えられ、夕方ぼんやりしたい時お薦めの気持の良い空間。
何とも懐かしい雰囲気なんだなぁ。
閉店1時間くらい前はすいてるし・・・うんうん。

と・・・語ってる場合じゃな~い!!

今日はノドが渇いての入店♪なんだからぁ~
いつも注文しないものを頼んでみよう、と
これまたレトロな手書きのメニューをじっと見る。

フレッシュレモンジュースと悩みに悩んだ挙句
あまり深く考えず、でも妙に気になって
「パインフロート」なるものをオーダー。

お姉さん曰く
「こちらは、フレッシュではありませんが、よろしいですか?」

んんん???

フレッシュじゃない・・・ど~いう事ざんしょ???

要するに
ここのお店、他のジュースはフレッシュジュースってきちんと明記してあるの。

でもこのパインフロートのパインは、パインジュース(フレッシュじゃない人工的な味付けの?)に炭酸をいれ、シロップで更に甘みを付けているんですって。
果汁100%とか、絞りたて、とかに特別こだわっている訳でもないので
問題なく、そのままオーダー。
運ばれてきたパインフロートは
グラスの下の方の色が濃い。
何か貯まってる感じ。


炭酸入りだから、泡もプクプク浮いてくるし、
シロップで甘みを付けたその味に興味津々だし。
フロートならではの、肝心のバニラアイスが溶けないうちに、
早速頂きます~♡
ノド渇いてたんだも~ん。


お味は・・・・
というと
・・・・甘い・・・・と~っても甘い。
え~ん(涙・・・)
こんなに甘いとは・・・
それも、段々、、、徐々に、、、どんどん、、、
ストローで飲み進むにつれ甘さが増すの・・・・
バニラアイスを食べる方が、舌が落ち着くくらいだもの。
この甘さは何なんだ~
一体、シロップって、何をどの位入れてくれたの~???


・・・ありがとう!!
疲れは充分取れた・・・目も冴えた。
でも、
目的だったノドの渇きは、微妙に解消されなかったの。
(残念!)


お水をおかわりして
中庭で 夕暮れの風にそよぐ花々を見て
しばし、いろんな意味で放心。


甘いものって、そのさじ加減が難しいのね。
きっと、この甘さで丁度良い人も多々いらっしゃることでしょう。
私には、ちょっと衝撃が走りました~


でも考えてみたら、
パイナップルって
缶詰も猛烈甘いものね。
あのシロップ漬けのも。


そうそう、缶詰のシロップの味だぁ、このフロートは。
そっか~
納得、納得。

すべてに合点がいったとたん
急に頭がクラッとした!?


2009年9月9日水曜日

飛んでった うさぎ!?

この時期、お月見絡みで
巷にうさぎモチーフものが多い。

でも、このうさぎさんは
相当年季が入ってるロングランらしい。

そのお店自体ネーミングが
「うさぎや」。

阿佐ヶ谷なら、ここ!と言われる和菓子の名店とか、ほ~


先日リサイタルに来てくれた音大の友人が送ってくれましたぁ~

コンサートを観賞してのコメント付きで!?

ありがと~♪


うさぎさんは
「食べるのが可哀そう~」って
言いたいところだけど
ころっ、と丸くて
私の場合は「一口でいくかぁ~!!」と大口開けて、
一瞬の間に、はかなく消えていってしまったのでした。。。さよなら~うささん。。。


でもちゃんと、味わいましたよ。
中の餡子が甘すぎず、品がいいのは流石。

外の薄皮は少しシットリしてる感が。
うさぎさんの特徴、長い耳と粒らな赤い瞳が
シンプルに描かれ、素朴さ倍増!

味も見た目も
このしつこくない素朴さが人々に長~く愛される理由と見たッ!


お煎茶と合うね~
ほんと、日本人で良かった。


そうそう、肝心の
うさぎさんを送ってくれた友人のリサイタルへのコメントは・・・

長年私の歌を聴いてくれている彼女ならではの
率直で、鋭い言葉が綴られていて
嬉しくもあり、自身の気づきにもなり・・・

ありがとう。

今回は、彼女の愛娘のミウちゃんも来てくれて
楽しんでくれたよう。

コンサート終演後、帰り際に
「のんちゃん、飛んでったバナナ歌って~♪」とリクエストをくれた。
注:のんちゃん=村田

今回2部で歌いました、この名曲♡

よっしゃ~またどこかで、この路線?!のプログラム、やろうかな~!!!


うさぎを頬張りつつ
心は飛んでったバナナ???

次のコンサートへのアイデアが
うさぎが飛び跳ねるが如く
頭の中に浮かび上がる~ピョン!