2012年5月25日金曜日

伝えたいこと

歌う場合、
大体の曲に歌詞が付いている。
時にハミングだったりヴォカリーズだったり
言葉のない曲もあるけれど、まぁ~稀だね。

唯一言葉を伝えることが出来る楽器が声楽。
声楽家=人そのものなんだから
そりゃ~当然と言われれば、そうだけど、
特質ともいえるよね。

日本語ならまだしも
イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語、ロシア語・・・e.t.c.
あまたある言語。
歌詞も作者のお国によって
ヴァリエーション・テンコ盛り!


さて
20日に開催された「「春のコンサート」。
今回はフランス語の作品を演奏。

プログラムに曲解説は軽~く記載はされているものの
訳詞をすべて載せることも出来ず
「一体、どんな曲を歌ってるんだか・・・
どれ位理解されてるのかなぁ?!」

・・・この念が
いつもコンサートでは頭をよぎるね。。。


100%は勿論無理にしても
せめて「楽しい(喜び)」「淋しい(悲哀)」「明るい」「暗い」くらいの心の色分けや
「出会い」「恋愛」「別れ」などの人間の心の在り方、
「 自然」「季節」など自然界の描写をしている歌なのか程度は
表現したい、と思っている・・・えぇ、最低でもね、これ一番ゆるい必須条件かと。


言葉には
それぞれ「色」がある(師匠談)。


メロディーに言葉を乗せながら
曲全体のトーンを明確に伝えることが出来たらなぁ(願)。

前半演奏したプーランクは
若々しい恋、大人のアンニュイな愛、
コミカルな言葉遊び、切なく思い起こす愛などなど
いろ~んな恋愛にトライ!(あくまでも歌の中で・・・毎度のことながら疑似恋愛体験ですぅ)







後半のオッフェンバックの作品は
一転して
ひじょ~に楽しく♪弾けて♪コケティッシュに・・・
したつもり!!

伝わったのだろうか・・・







演奏パートナー♡美紀ちゃんと
終演後
当日聴きに来てくれた
音大時代の友人からメールが。
「歌詞やストーリーがわからなくても
十分に歌の内容が伝わってきたよ~」。

ほんと~?
何よりのメッセージ
嬉しいぃ~(涙)。

これからも
この方向性で行って?!
大丈夫かね・・・

当日
お出掛け下さった皆様。
有難うございました!!
私スタイルで
今後も「伝えて」参りますッ!
(Stage Photo:K.Oguri)


2012年5月18日金曜日

くせ者

明後日、20日
鎌倉で開催のコンサート。
タイトルはズバリ!
「春のコンサート Vol.Ⅲ」
(詳細はリンク先の鎌倉音楽クラブのHPからどうぞ!)

所属する鎌倉音楽クラブ(鎌倉の音楽家協会)主催の
春恒例のコンサートなのだ。

今回、私も出演するので~す。

声楽あり、ピアノあり、室内楽あり・・・の
バラエティーに富んだ
中身の濃いプログラム♪

私はフランスの作曲家、プーランクの作品と
オペレッタの王様、オッフェンバックの楽しい作品を演奏します!

・・・と告知はここまで。

そう。
今回演奏するプーランク ね。

一筋縄ではいかないのよ、このお方。





















ひじょ~に好きな作家なんだけど
真っ向勝負が出来ない相手なんだよね。

歌うにあたり
師匠のレッスンへうかがう。

そこでも言われたの・・・
「あなた
真正面から挑み過ぎよ~
プーランクは斜に構えて
面白がる余裕がないとね」 
・・・ですか。
ですよね・・・
ハイ・・・ごもっともです。

そこが私も好きな所以だもの。
フランス人の中のフランス人♡
ほんと
一筋縄じゃいかないなぁ~

「一生懸命」や「必死」
な~んて言葉
彼には無縁。

分かってますっ!

でも
それを演奏しながら
表現するのは
至難の業。。。(汗)

も~!!
でもやるしかないのだ。

師匠曰く
「プーランクは
言葉の色を求めているのよ!
詩の内容によって
色彩を変えてね!!」

・・・はい。。。
心がけてみます・・・

う・・・ん
本番まで
あと、何日なの?

あ~
やるしかないのだ。
この~くせ者め~ッ!!

彼に
どのように挑んだか・・・
興味のある方は
20日14:00
鎌倉生涯学習センターホールへ
いらして~♡

あっ、やっぱりPRになっちゃったか。