2011年7月17日日曜日

はや1週間・・・

ご報告が1週間遅れになりましたが・・・


先週の日曜、
そう、関東地方が梅雨明けした翌日の10日、
2年毎に開催のリサイタルを
無事終演することが出来ましたッ。




会場は神奈川県民ホール。

真夏を思わせる暑い日になったけれど、


ご来場下さった皆様

有難うございました!
毎回、当日は
嵐よ、あ~ら~し~!!!

準備開始は勿論
会場を抑える1年前まで遡るけれど
でもどんなにそれから時間を掛けたとしても
本番は2時間弱だからねぇ~


あっという間ですのよ・・・ほほほ。

毎回テーマを決めて行うのが
私のスタイル。


今回選んだテーマは
「時・季節・人生」。

当日2部のトークの中でも

お話したけれど
コンサートの翌日11日は

東日本大震災から丁度4か月目。






今ほど

自分に与えられた命、時の重み
人生について考えさせられることは
ないと思うのよね。

例年とはまた違った思いの
一杯詰まった公演となりました。





3月4月は

正直、気持ちがなえて
思うように公演準備に
集中することが出来なかった。
でも、4月末に
我が家で行ったサロンコンサートで
お客様に気づかせて頂いたの。
音楽の底知れぬパワーを・・・

無条件で
そして説明なんてしなくても
心で感じるあったかいものが
あるんだって。

聴いているだけで
こみ上げてくる塊みたいなもの?

これって
何なのかね?


元気になる、、、っていうのとも
ちょっと違うな。

私の場合は
胸がじわっとして
その後、お腹の底にストーンと落ちて
最後にはすっきり爽快な気分になる、、っていう感じが
一番近い感覚かも。
あ~かえって

分りづらい?! Sorryでございますぅ・・・




リサイタルにご来場下さった方々が

どのような感想を持たれたかは
分からないけれど
「今」という時を共有出来て、
その瞬間に奏でられた音楽から
少しでも何かを感じてお帰り頂けたのなら
もうそれで十分。
本望♡です!



そして
毎度のことながら
支えてくれる共演者
1部ピアノで共演の中澤美紀ちゃん、

2部のアレンジ・ピアノの斎藤友子さん♪
お疲れ様!!の言葉と共に

ありがとう!!!無限大~(ちゅっ♡)



そして
絶大なる信頼を寄せるスタッフの面々。
感謝でございます♡

また
2年後に向けて
更なる?!飛躍を誓って
雄叫びますぅ。
「うぉぉぉぉ~!!!!!」。(Photo:S.Fujimoto)

2011年7月14日木曜日

見た目も大事?!

リサイタルから3日過ぎ・・・

当日の様子は
改めて画像と共に
ご報告するとして♪

嵐のような一日が終わり、
日常が・・・戻ってきた、はずが。

またまた、非日常体験をさせて頂いちゃったので~す♡

所属するフードコーディネーター協会の会報誌のリポートで
ワインテイスティングを体験することに。

その道のプロ中のプロの方から
直にテクニックを学ぶ、というもの。
それもマン・ツー・マンで。
何という贅沢!

そして
今回の講師は
な、な、なんと~!!2002年、第3回全日本最優秀ソムリエコンクールで優勝され
同年の全日本最優秀 ソムリエとなって
2004年にはギリシャでの
第11回世界ソムリエコンクールの日本代表として出場された
阿部 誠さんですっ!!!(キラキラ☆)

え~?! 体験者が 私なんかで、いいの?
と、?マークのまま

編集者の方と銀座5丁目にある
阿部さんのお店
「Salon de Champagne Vionys」へ。
ここは、

サロン・ド・シャンパーニュ
の名前でお分かりのように
シャンパンを専門に頂けるお店。
一面にアートの様に
ボトルが並ぶワインセラーが美しい♡



阿部誠さん、いえ! 

阿部先生の印象は
とても穏やかで
落ち着いた物腰の中に
風格を感じる方。


世界を相手に
技を磨かれ挑んできた方だもの。
当然といえば当然です。






本日のテイスティングは
ブルゴーニュとボルドーの赤ワイン2種。

白い敷物の上で
国際規定の小さ目のワイングラスを2つ並べ
そこに、それぞれのワインを注ぎ入れて
色、香り、味わい、を感じとって
産地やブドウの品種、年代 などなどを判断していく。

まず、
開口一番 先生がおっしゃったのが
「外観を見て下さい」。

ぬぬぬ?外観???
まずは色合いのこと、と言ったらいいのかな。

「ワインも人と同じ。
顔色がいいか、悪いか。
それでワインの状態が分かりますよ~」。

なるほど。
実はその外観を注意深く見れば
そのワインの生産地域、ブドウの品種、年代までもが
分かるんですって。

テイスティングっていうから
飲んでみないと始まらないよ・・・

な~んて 単純に思っていたけれど
(実際も飲まないの!口に含むだけ)
その前に、もっとワインを観察する、、、
そう、向き合う時間が必要みたい。

白い敷物の上でワインの入ったグラスを斜めにすると
ワインの赤いグラデーションが見えてくる。

先端は実は透明なんだよね。

先生に指摘されて
初めて知った。
そして、段々と深い赤になっていくんだ。

「どんな香り?」と尋ねられ
勿論香りを嗅いではいるんだけど
自信を持って表現する言葉が見当たらない。


一言で「香り」といって
3つのアロマがあるらしい。

1、ブドウ(品種)に由来している香り
2、醸造により生ずる香り
3、熟成による香り

一つのワインから発せられる香りに
そんな複数の元(原因)があるの???
で、それを嗅ぎ分けて、
尚且つ的確な言葉で表現するんでしょ?!

ムリムリ~(汗)

でも、今日はそのムリ!は
通用しないの。

恥を捨て
日本一のソムリエを前にして
貧しい語彙を それでも振り絞ってトライ。

ここで
阿部先生の人間としての大きさを見た!!

とほほ・・・の村田を見捨てることなく
我慢強く待ち
落ち込ませることなくフォローして下さる。
うぅぅぅぅ・・・・有難いっ。

先にテイスティングしたブルゴーニュワインは
色あいもルビー色で赤色が若々しく鮮やか。
香りはその色あいからも想像出来るイチゴやチェリーのよう。
少し甘酸っぱい印象かな。
これは、先程の1、ブドウ(品種)に由来している香りによる印象。

2、醸造により生ずるアロマからは
スパイス系の香りをイメージするといいみたい。
これは、ワインを醸造する時に
樽に入れるかららしい。
そこから、スパイス系の香りが生ずるとか。
シナモン、ハッカク、ニコリス、など。

3、熟成による香り

落ち葉が降り積もって湿気を帯びている香り・・・だとか。
う~ん・・・今いち、分からん。
乾いた葉や草ではないことは分かったけど
それ以上の表現は、なかなか出てこないのよね。
難しいなぁ~

じゃぁ、2回目のトライになる
ボルドーワインは、
ブルゴーニュワインの時の先生のお手本があるんだから
もう少しマシな表現が出来るんじゃない?

トライ!

今度は先程に比べて
色合いが濃い!
ルビーというよりは
ガーネット。

だから、1のアロマも
ラズベリーや野イチゴの野生の荒々しさを感じる。

2のアロマはオリエンタルな香りとクローブなど。
3は植物、というより、土、なめし皮、レバーなどの獣臭、それに鉄などボリューム感のあるアロマ。

と、まぁ
こんな具合に
一つの香りを表現するんですのよ~
ひぇ~
大変なこと!!!

阿部先生に助けられ
誘い水を出されて
なんとか、辿りついた言葉たちですの、、、とほほ。

テイスティングでは
①甘味
②酸味
③渋味
④苦味
⑤余韻
を感じて
それぞれのワインの違いを判断していくんですって。


テイスティングは
視覚、嗅覚、味覚を屈指して
色、香り、味から
そのワインがどのようなワインなのかを
解き明かしていく訳だけど
すべてに通ずる一番大切なポイントは
始めに「外観」をじっくり観察することだって
阿部先生は力強くおっしゃってたねッ!!

見合って、見合って~!!!

性格や素性を知る上で
見た目も絡んでくるんだね~

美男美女とは違う意味で
品の良しあし、その人の育ちみたいなのが
顔に出ちゃうのと
同じ~なの~!?

ほ~
やっぱり
ワインと人って
似てるかも・・・

ワインへのアプローチの仕方も
このテイスティング体験で
見たまま、感じたままを大切に
対話するような心持で接すればいいんだ
って、気持ちが少し楽になったなぁ。

難しく考えてたこと
難しく考えようとしていたことを
自然体に五感、六感?!で
受け止めていいんだって
気づかせてもらっちゃった♪

最高に贅沢な、非日常体験だよ~

阿部先生に感謝♡