「Prana」って・・・
インドの言葉だそう。
呼吸は生きとし生けるものにとって
必要不可欠な行為。
ブレスが浅い人が増えているのも
現代人がキレやすい原因のひとつだと
常々 思ってるくらい
深くて、質の良い呼吸は
健全な身体・クリアな頭脳への
必須条件だと思うなぁ。
GW初日。
ズバリ! この「Prana」がタイトルのコンサートに
行って参りましたぁ!!
安江 佐和子さん。すごくチャーミングな
マリンバ・パーカッション奏者。
彼女とは
知人からの紹介で
鎌倉でのコンサートで
ご一緒したのがご縁♡
ご案内を頂いてのコンサートで
ソロのコンサートは
初めてうかがうことになるなぁ。
華奢な体でいらっしゃるのに
ものすご~くパワフル!!な演奏なのよね~

閑静な住宅街での
サロン風なコンサート。
最前列、かぶりつき!?
まじかで、
その体の使い方をじっくり拝見。
鮮やかなマレット(バチみたいなの)さばき♪マリンバって結構大きいのよね、横に。
視界の広さなのか、
はたまた
感覚で鍵盤の位置がもう身に付いていらっしゃるのか・・・
「一体、何処見てんのぉ~?」って
まさに、イリュージョン見てる感じよ。
マレットを右手、左手
それぞれ2本づつ持って
カニさんみたいに「チョキ?!」にして
鍵盤の幅や位置に合わせて
猛烈なスピードで演奏していくんですよ~!!
勿論、マレット1本づつの曲もあったけれど
それでも、速いんだよね、スピードが。
ピアノやハープみたいに
ペダルがないから
音の響きを持続させることが
難しいんだと思うんだなぁ。
だから、音色をどれだけ保つか
余韻を残すかは
独特な奏法が必要なんじゃないか
って、素人考えで思うわけ。
細かく、同じ音を連打するのも
聴き手に届ける響きが
長く続く効果があるんじゃないかな~?
音の強弱の
何と繊細なこと!!

マリンバって
こんなに表情豊かな楽器だったんだ、って
ほんと、恥かしながら今回
安江さんに 教えて頂いた感じ。
そして
非常に興味深かったのは
彼女の体が
開いているってこと。
楽器に向かう時に
腕や手は前方に伸びているんだけど
Bodyが体の芯に対して
解放されているんだよね。
それが見ていて良く分かって
面白かった♪
体を開くって
私も
いつも生徒に言っていることだけれど
とっても大切なことなんだよね。
正に「Prana」
呼吸とも深く結びついていること。
深い、豊かな息で
心の底から何かを伝えようと
醸し出される様々な音たち。
この「Prana」・・・
「いのち」っていう意味もあるとか。
今回のコンサートは
震災の影響で
当初の予定から延期されての開催。
コンサート冒頭で演奏された
被災者の方々へ贈られた曲を含め
安江さんの「Prana」ーいのちへの思いが
彼女の体を通して
ダイレクトに伝わる
素晴らしいコンサートだった。
安江さん~!
あなたの鼓動と私たちの鼓動
見事に 共鳴しましたよ。
※マリンバの解体ショー?!ならぬ搬出現場を撮影。
あの大きな楽器が 見事にコンパクトサイズになるんだね~
これもまた 楽しい発見!