2010年7月26日月曜日

Concert au Salon d'espoir Vol.16

猛烈に暑い!!

17日に関東地方が梅雨明けして以来
夕方の一瞬のお湿りさえない・・・
どうしちゃったの・・・
ある意味、異常。

同じ関東でも
北関東は豪雨・雷雨で

土砂災害など深刻な状況なのに。
地球は大丈夫なのかしら・・・
・・・でもね
今日は一滴たりとも
降ってもらっちゃ困るのよ、雨。


今年3回目のサロン、当日ですよ~
困るって言った意味
お分かりですね?

夏のサロンは
通常より1時間遅いスタート。

15:00開演。






朝から予想を裏切らぬ
灼熱です。。。
この陽射し、半端じゃない!


先程 雨はNo Thank-youと言いましたが、が!、が!
少し気温が下がってくれないと
歩いていらっしゃるお客様が

シンドイでしょ~
参ったなぁ・・・



準備する方も大変。
終演後は恒例の

庭でのワイン・タイムがあるので
テントを張ったり
椅子やテーブルを出して

グラスやお皿を並べて
看板をだし、迎え花を生けて・・・と
やることは

てんこ盛り!!





母とスタッフのMr.Sと

汗だくになりながら
セッティング。

背中は滝のような汗ざ~んす。
既に化粧も落ち、
額からも大粒の汗・・・しょっぱい。

その労働の甲斐あってか
お昼までには

ほぼ外回りの準備は完了。

あとは
お客様にお出しする
食べ物、飲み物の準備。



11:00過ぎには

本日のメインゲスト
ピアニストの木村佳野ちゃんも到着♪

録音の為のマイクのチェック

音だし、音合わせなど
室内での最終調整も無事終了。

今日のプログラムは

今年生誕200年を迎えた
ショパンとシューマンの作品オンパレード!

巷でも
記念の演奏会が沢山企画されているし
特にショパンに至っては

日本人が大好きな作曲家の一人ですものね。

ゲストの佳野ちゃんも

パリ留学時代に
ショパンにまつわる色々なコンサートに

ご出演されているし
ノクターン、ワルツ、マズルカ、ソナタ、、、と
ヴァラエティに富んだ内容。



後半のシューマンは

私のリート「ミルテの花」からの3曲も加え
「子供の情景」から トロイメライ、

そしてプログラムの最後を飾るのは
シューマンのソナタ第2番。

ほんと
盛りだくさんのプログラムなのだ~






通常35名様で満席のサロンも
今回はお問い合わせが多く
会場の設営に工夫を重ね
41名様まで

お入り頂けることに。。。
スタッフも入れると
45人かぁ・・・
超過密空間なので~す。

開場14:30の前から
続々とお客様がいらっしゃる。

気温は下がらず・・・ジリジリ太陽が照るつけるお暑い中・・・
皆さん、有難うございますッ!!!

定刻にてスタート。
最初少し緊張気味だった佳野ちゃんも
1曲ごとに集中力が増し
見事な演奏♡

間で毎度のことながら
私のトークも交えてのサロンは

終始、和やかでリラックスした雰囲気。

ショパンとシューマン。


タイプは全く違う2人だけれど
共に神経が細く
感じやすい性格であったことは
その生涯を知れば分かる。




ショパンは
この時代、
劇的に日々進化していった「ピアノ」という楽器に魅せられ
その奏法を探究して技を開拓していった訳で

歌曲などは、ほとんど作曲していなくて(17の歌曲は残っていますが)
作品のほとんどがピアノ曲だったのよね。







詩、テキストに

あまり関心がなかったんだと思う。
だから言葉の世界に身を置くジョルジュ・サンドと
上手くいく筈がない、、、な~んて。。。
思っちゃうんだけど~如何でしょ。



今回シューマンを取り上げるにあたり
私もリート(歌曲)で
佳野ちゃんと共演です。

シューマンの作品は
今迄食わず嫌い?!的に避けていた私。
しかし
必要に迫られ

紐解くことに。

晩年、殊に精神が壊れ
心を病んでいたシューマン。
情熱と執着心が紙一重のようで
どこかひとつ、ボタンを掛け違えてしまうと
それまで積み上げてきた

すべてのヴァランスが崩れて
もろくも、すべてを失ってしまうような

そんな危うさを
彼自身にも、作風にも感じてしまう。

表現についての
作者であるシューマンからの指示も
時に極端と思える要求があるし。

でもその常識的な表現を超えた所に
感動的な音世界があることに
気付かされる。

シューマン、凄いです。。。
ほんと

食わず嫌いでした・・・
彼の作品を
ゆっくり、丁寧に咀嚼したら

その旨味、
いや、むしろ癖になるその味わいを
発見することに!


ショパンもシューマンも
幸せな一生、穏やかな生涯では
なかったかもしれないけれど
200年後に生きる私達に
作品を通して
これだけの豊かなメッセージを残してくれている
と思うと
その生き方は
偉大、というしかない。

サロンの後は
お客様とご一緒に
庭に出ての

ワイン&おしゃべりタイム♪

夕方の風が心地よく
少し過ごしやすくなっての
ご機嫌な時間♡














サロンを通して
お客様と出会い

ゲストと出会い
そして
作曲家と出会う。


様々な出会いに
ワインで乾杯!!



Photo:M.Saito

2010年7月3日土曜日

沖縄紀行~その6

旅先では
その土地ならではのお料理を食べたり
(私の場合、飲んだり・・・)
お土産を探しに行くのも
楽しみの一つですよね~♪


那覇、いえいえ

沖縄で一番の繁華街・・・
といえば
やはり全国でもその名が知れた「国際通り」。






ゆいレールの県庁前駅と
牧志駅を結ぶ
全長 約1.6㎞の通り。


戦後の闇市から発展して出来た繁華街。
かつてこの辺りに

「アーニーパイル国際劇場」っていう
映画館があったことから
今の「国際通り」の名前が付いたみたい。





通り自体は
そんなに道幅が広い訳ではないけれど

所狭しとお土産物屋さん、小物屋さん、洋服屋さんに食堂、居酒屋e.t.c.が
ずらーっと並んでる。

その数、約200店舗!






この数多ある店の中で
私が一番行きたかった場所は
牧志公設市場、という

その名の通り
行政(那覇市)が管理している
戦後からの人々の生活の歴史を感じる市場。



公設市場には
魚介類、食肉類、乾物などの食料品、そして
特産品やお菓子などが売られている。


建物の造りはなかなか味わいがあって
ちょっとレトロで、程良く汚くて

裸電球が下がり 室内なのにまるで夜店のよう。
入口もさり気なくあるので
注意して歩いていかないと

分からない。



市場の周りにも
雑貨店、洋服屋さんなんかがあって
大いに目を楽しませてくれるの♡

かりゆしウェアなんか、
色んな柄、色合いがあって
見てるだけでテンション上がるよ~!

路地が少々入り組んでいるので
市場の周辺から
肝心の公設市場に入る場所が
分かりずらいの、ホント。
注意深く散策すべしッ。


公設市場の2階では

1階で買った魚やお肉をさばいてもらい
すぐに現地ならではの
新鮮で珍しいお料理を
食すことができま~す。


観光客なのか

地元の方々なのか・・・
夜19:00。
平日にも関わらず
かなりの賑わいですぅ。

さすがに私は
その輪には交れなかった!?にしても
怖いもの見たさ(謝)で
2階に潜入。


昭和だよ~
しょ~わ~!!

という
懐かしい空間に暫しタイムスリップ。




見る物すべてに
古さゆえの温かさっていうのかなぁ、、、
ホッする安堵感みたいなものを
覚えました~ぬくいぃぃぃ・・・・

この市場を含め
この「国際通り」は
沖縄で一番の繁華街であるにも関わらず
いい意味で
昔ながらの人情味を残したエリアだなぁ、と
歩きながら思う私。


基地の街独特の雰囲気もあるし
今や観光客相手の店が多いんだけど
でも同時に
ここで生活する人のたくましさも垣間見ることが出来る
垢ぬけた、というより
生活感のある繁華街。

戦後の焼け野原から
人々の想像を超えた
驚くべき発展を遂げたことから
この通りは
「奇跡の1マイル」って呼ばれる様になったとか・・・

そう
丁度「国際通り」の長さって
1マイル位になるらしいの。

先人達は
洒落た言い方
考えたわねぇ~



さ~て
私にとって

2回目となる沖縄旅行。

日本人として
知らないことが多すぎた・・・
というのが
素直な感想。

沖縄の歴史も
文化も自然も・・・

そして
人々の営みも。

果たして
知らなかった・・・

で済ませて良いものか。
自省。


愛の反対は
憎しみではなく
無関心。

あ~ぁ
無関心かぁ。。。

私の心が怠けないように・・・
何かに目を向けることを
面倒くさがらないように・・・

沖縄旅行から帰ってきた私が
行く前の私へ贈るメッセージ。