17日に関東地方が梅雨明けして以来
夕方の一瞬のお湿りさえない・・・
どうしちゃったの・・・
ある意味、異常。
同じ関東でも
北関東は豪雨・雷雨で
土砂災害など深刻な状況なのに。
地球は大丈夫なのかしら・・・
・・・でもね
今日は一滴たりとも
降ってもらっちゃ困るのよ、雨。
今年3回目のサロン、当日ですよ~
困るって言った意味
お分かりですね?
夏のサロンは
通常より1時間遅いスタート。
15:00開演。
朝から予想を裏切らぬ
灼熱です。。。
この陽射し、半端じゃない!
先程 雨はNo Thank-youと言いましたが、が!、が!
少し気温が下がってくれないと
歩いていらっしゃるお客様が
シンドイでしょ~
参ったなぁ・・・
準備する方も大変。
終演後は恒例の
庭でのワイン・タイムがあるので
テントを張ったり
椅子やテーブルを出して
グラスやお皿を並べて
看板をだし、迎え花を生けて・・・と
やることは
てんこ盛り!!
母とスタッフのMr.Sと
汗だくになりながら
セッティング。
背中は滝のような汗ざ~んす。
既に化粧も落ち、
額からも大粒の汗・・・しょっぱい。
その労働の甲斐あってか
お昼までには
ほぼ外回りの準備は完了。
あとは
お客様にお出しする
食べ物、飲み物の準備。
11:00過ぎには
本日のメインゲスト
ピアニストの木村佳野ちゃんも到着♪
録音の為のマイクのチェック
音だし、音合わせなど
室内での最終調整も無事終了。
今日のプログラムは
今年生誕200年を迎えた
ショパンとシューマンの作品オンパレード!
巷でも
記念の演奏会が沢山企画されているし
特にショパンに至っては
日本人が大好きな作曲家の一人ですものね。
ゲストの佳野ちゃんも
パリ留学時代に
ショパンにまつわる色々なコンサートに
ご出演されているし
ノクターン、ワルツ、マズルカ、ソナタ、、、と
ヴァラエティに富んだ内容。
後半のシューマンは
私のリート「ミルテの花」からの3曲も加え
「子供の情景」から トロイメライ、
そしてプログラムの最後を飾るのは
シューマンのソナタ第2番。
ほんと
盛りだくさんのプログラムなのだ~
通常35名様で満席のサロンも
今回はお問い合わせが多く
会場の設営に工夫を重ね
41名様まで
お入り頂けることに。。。
スタッフも入れると
45人かぁ・・・
超過密空間なので~す。
開場14:30の前から
続々とお客様がいらっしゃる。
気温は下がらず・・・ジリジリ太陽が照るつけるお暑い中・・・
皆さん、有難うございますッ!!!
定刻にてスタート。
最初少し緊張気味だった佳野ちゃんも
1曲ごとに集中力が増し
見事な演奏♡
間で毎度のことながら
私のトークも交えてのサロンは
終始、和やかでリラックスした雰囲気。
ショパンとシューマン。
タイプは全く違う2人だけれど
共に神経が細く
感じやすい性格であったことは
その生涯を知れば分かる。
ショパンは
この時代、
劇的に日々進化していった「ピアノ」という楽器に魅せられ
その奏法を探究して技を開拓していった訳で
歌曲などは、ほとんど作曲していなくて(17の歌曲は残っていますが)
作品のほとんどがピアノ曲だったのよね。
詩、テキストに
あまり関心がなかったんだと思う。
だから言葉の世界に身を置くジョルジュ・サンドと
上手くいく筈がない、、、な~んて。。。
思っちゃうんだけど~如何でしょ。
今回シューマンを取り上げるにあたり
私もリート(歌曲)で
佳野ちゃんと共演です。
シューマンの作品は
今迄食わず嫌い?!的に避けていた私。
しかし
必要に迫られ
紐解くことに。
晩年、殊に精神が壊れ
心を病んでいたシューマン。
情熱と執着心が紙一重のようで
どこかひとつ、ボタンを掛け違えてしまうと
それまで積み上げてきた
すべてのヴァランスが崩れて
もろくも、すべてを失ってしまうような
そんな危うさを
彼自身にも、作風にも感じてしまう。
表現についての
作者であるシューマンからの指示も
時に極端と思える要求があるし。
でもその常識的な表現を超えた所に
感動的な音世界があることに
気付かされる。
シューマン、凄いです。。。
ほんと
食わず嫌いでした・・・
彼の作品を
ゆっくり、丁寧に咀嚼したら
その旨味、
いや、むしろ癖になるその味わいを
発見することに!
ショパンもシューマンも
幸せな一生、穏やかな生涯では
なかったかもしれないけれど
200年後に生きる私達に
作品を通して
これだけの豊かなメッセージを残してくれている
と思うと
その生き方は
偉大、というしかない。
サロンの後は
お客様とご一緒に
庭に出ての
ワイン&おしゃべりタイム♪
夕方の風が心地よく
少し過ごしやすくなっての
ご機嫌な時間♡
サロンを通して
お客様と出会い
ゲストと出会い
そして
作曲家と出会う。
様々な出会いに
ワインで乾杯!!
Photo:M.Saito