
以前から訪ねてみたくて、かつて一度入口まで行ったのに
休館日だったぁ・・・むむむむ無念!
あともう一歩、、、という苦い記憶が蘇る場所。
リヴェンジ~!!とばかりに
今回はちゃんと今の展示内容まで調べて行った。
万全万全~♪
中は岡本太郎氏のアトリエがそのままに残されていて
カフェテリアもあり
こじんまりとした空間ながら
のんびりゆっくり過ごせそうな所だ。
既に何人かの先客が 思い思いに本を開いたり
太郎氏制作のユニークなイスに腰掛け記録フィルムに見入ったりして
あの独特なフォルム、パワフルな色彩の太郎ワールドに
思いっきり浸っていた。
特に興味深かったのは
太郎氏制作 最大の絵画作品といわれる「明日の神話」についての展示やフィルムでの紹介。
1968年に創作されて以来行方不明だったこの巨大な作品。
それが2003年にメキシコ・シティで見つかった、とのニュースは記憶に新しい。
長年劣悪な環境下で放置されていた「明日の神話」を修復し、
汐留で一般公開したのは2006年7月だったかな・・・私も見に行きましたよ~
水爆実験への抗議の意味が込められた
メッセージ性の強い
インパクトのある絵画(むしろ、壁画と言った方がシックリくるかも)。
ただサイズが大きいだけでなく
その画面一杯に描かれる抽象的な物体は
不気味であると同時にエネルギッシュで
作者が抱く怒りや憤りの大きさ、深さが伝わってくる。

骸骨(ドクロ)や魚のお化け?の様な不思議な物体も描かれ
修復され色鮮やかに蘇った「明日への神話」は
見る人によって様々なイメージで捕らえることが出来る
想像力を刺激させられる作品だ とも思った。
エントランス右手には庭もあり
ユニークで愛嬌のある物体・オブジェが所狭しと無造作に置かれていた。
思わず眼が合って「クスッ♪」としてしまう何とも可愛らしい不思議な造形物たち。
人間の想像力って無限だなぁ~とひとすら感心。

ひとつひとつ作品に存在感があり
何かを発っしている力強さがあるのは
岡本太郎氏の生き方自体が
常に問題意識を持ち
自分のスタイルを貫き
世の中にその時々の思いを発信し続けたからこそ。
「逃げない、はればれと立ち向かう、それが僕のモットーだ」
以前本で読んだ太郎氏の言葉が、よみがえった。
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