2017年7月9日日曜日

グレースケリーの秘話



今年
没後35年を迎える
グレースケリー。


アメリカの映画女優にして
モナコ公妃へ

芸能界引退→華麗なる転身?
(って言っていいのかな?)





22歳の銀幕デヴューから
モナコ大公レーニエ3世と結婚するまでの
僅か5年の間に

11本の映画に出演。







彼女の人生にスポットを当て
代表作や節目の出来事から
連想される選曲で
演奏、語り、画像と共に
駆け抜ける

90分ノンストップの
コンサート。


7/2(日) 鎌倉生涯学習センターホール
きらら鎌倉にて開催。

日本とモナコの国旗をあしらって



2012年から毎年開催の
東日本大震災復興支援のコンサートとして
有難いことに、
既にこの時期の

ちょっとユニークなコンサートとして地元で定着。
リピーターのお客様も多い。

女優シリーズは
歌い手のエディット・ピアフの回も含めると
今回で5人目。
ピアフから始まり

オードリー・ヘップバーン
イングリッド・バーグマン
ジュリー・アンドリュース
そして
グレース・ケリー。


幕開けは
この作品を最後に引退した

彼女の代表作「上流社会」から。



竹村淳くん(Br) True Loveから


Let's dance に明け暮れた稽古の成果は





マジメに デュエット してます







光の部分だけでなく
一人の人間としての
影の部分、弱さ、葛藤、コンプレックスなど
知られたくない、知られざる部分も
ここぞ!とばかりにご紹介。



ヒッチ・コック作品からメドレーで 大橋葉月ちゃん

 

語りは勿論
音楽にもストーリー性を持たせるところが
このコンサートのユニークなところ。

 

父との葛藤、確執がその後の恋愛へ影響 父にまつわる歌を




親友、日本人 澤田恵美子さんとのエピソード


台本も数か月掛けて
人物について
調べに調べ・・・

脚本、演出の力は大きいと痛感。


モナコでの結婚式は2日に亘り2回 中澤美紀さん 2曲の結婚行進曲





告別式に参列、「上流社会」共演シナトラ 「My Way」
  




グレース・ケリーの名が付いたバラにちなみ「La vie en rose」

今回
グレースケリーと日本との
関わりをご紹介した。

1981年彼女が来日した際
桂離宮で語った言葉が印象的だ。

「ただ月を眺めるだけのために

竹で縁側を作るとは
なんて素敵なセンスなんでしょう。
人間だけでなく、
生き物全てに対する日本人の規律正しさや慎み深さ、
内に秘めた心遣いに強く心を打たれました。

優しさ、礼儀、美、敬愛といった美徳を、
日本が失わずにいることを、
世界中が切望しているのです」


果たして
彼女の言う日本の美徳。

私たちは
忘れてはいないだろうか。

グレースは

日本人の花と共にくらす日々の在り方に共感。
自身は押し花を趣味とし
華道からも影響を受けたとのこと。

 



生前切望していた
モナコへ日本庭園を
の彼女の思いは
死後、実現された。








 

フィナーレは会場の皆さんもご一緒に全員で 「Volare」


このコンサートから
一見輝かしい人生を送ったように見える有名人でも
知られざるその生き様に触れると
大きな壁にぶち当たった時
それをどのように捉え

どれだけ前向きに生きられるか。
 
苦難を乗り越える
人間力、生きる力(生きようとする力)
の強さ
その大切さを改めて知ることに。



グレース・ケリーの生き方から 何をお感じになりましたか?


被災された方々へ
このコンサートの
音楽や言葉を通じて
微力ながら
明日へ踏み出す一歩
背中を押す力になれたら
と願っている。







終演後、
壇上にコンサートの支援先
カトリック雪ノ下教会(雪プロ)

山口道孝神父様に
ご登場頂き






募金を呼びかけ
結果、ご来場の皆さんから
65,351円

ご協力を頂きました。





有難うございました!

 

この女優シリーズは
来年、一区切り。
さぁ、トリは誰が登場するのでしょう?
私がだーい好きな
あの女優
いえ、一人の女性として
スキなの。






有難いことに
来年がシリーズ最後
とお伝えするや
なんでぇ~!
まだまだ、探せばいるでしょ!女優さん・・・

のお声、反響が多くて
私もたじろぐ。。。

また、新しい企画で
東日本大震災復興支援は
継続して行っていく予定ですので。
ご安心を。
 




この夏は
8/26(日)14時~
大分国東アストホールで
オードリー・ヘップバーンヴァージョンの
引越し公演を致します。

九州も
台風、豪雨の被害が出ていますね。
心が痛みます。


少しでも
このコンサートで
皆さんを力づけ、元気になって頂けるよう

このメンバーで
演奏してきまーす!
音楽・言葉の力を信じて。
かんぱーい!




(Photo:K.Oguri/H.Jyo/D.Shiraki)