ほぼ3か月毎
春夏秋冬 に開催している
我が家でのサロンコンサート。
2006年5月からのスタートだから
今年は 11年目に突入の年だったワケか。
おぉぉぉ。。。はやっ。
10年をひとつの節目と考えれば
新たに次の10年?!へ向けての
ステップの年だった、とも言える。
確かに・・・
秋のサロンでは
両親の金婚式のお祝いとして
庭にギャラリー
「Galerie d'art du jardin」をOpen。
サロン(音楽)と共に
お客様に絵画や造形も楽しんで頂こうと
新しい試みもスタート。
今後、大いに活用していこうと思っている。
2016年のサロンを
振り返ってみる。
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まず年頭
新春のサロンは
恒例の村田、中澤コンビによる
干支にまつわる選曲でお送りした。
Pf中澤美紀さんと |
おサルづくしの曲
そして
今年没後400年だった
シェイクスピアの作品を題材にした
歌曲やオペラのアリアを演奏。
プログラムの間では
洋画家の母が
これまた
申年にちなんだ
おサルをモチーフにした絵画を
スライド付で解説。
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春のサロンでは
ピアニストの内田由美さんをお迎えして
春・初夏の季節に相応しい
瑞々しくも華やかなサロンとなった。
Pf内田由美さんと |
フランスで研鑽を積まれた由美さんの登場で
私もフォーレ、ドビュッシーの歌曲「Green」を
歌わせて頂いたが
彼女のしなやかなピアノとの共演は
心地よくも刺激的な体験だった。
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真夏のサロンでは
ここ数年、もはやレギュラー化した感がある
このお二人のご登場。
夏女=熱くてパワフルな
クラリネット奏者 黒尾文恵さん と
ピアニスト 坂元陽子さん。
既に夏、といえば
この二人以外、ありえない
と思って
楽しみにして下さっているお客様も多い。
経験と実力に裏打ちされた説得力のある演奏には
ただ「力強い」とか「安定している」と評するだけではない
音楽に対する向き合い方
彼女たちの
音楽家としての懐の深さ、誠実さが
その表現に
にじみ出ている。
Pf坂元陽子さん Cl黒尾文恵さんと |
お人柄が演奏に現れるからこそ
ファンの方たちが
毎夏の彼女たちの登場を
心待ちにするのだろう。
私も毎回彼女たちから
チャレンジングなお題を出され
ドキドキしながらも
刺激を受け
共演をさせて頂いている。
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秋のサロンでは
幼い頃、ここ鎌倉で音楽に目覚め、触れ
やがて、プロのオーケストラの一員となり
今、様々なレパートリーを弾きこなしている
チェリストの長谷川陽子さん と
ピアニストの鈴木菜穂子さんをお迎えした。
Vc長谷川陽子さん Pf鈴木菜穂子さんと |
チェロ、という楽器。
個人的なイメージで
秋の空気感、情景にピッタリ、だと
思っている。
秋にチェロをはじめとする
弦楽器の奏者の方を
お招きすることが多いのは
主宰者である、私の
役得、はたまた
独断と偏見?! によるもの、か。
陽子ちゃんは
ひじょうにサービス精神が旺盛な人で
プログラミングから
とても熱心に悩み(笑)
聴き手であるお客様の気持ちに寄り添って
サロン全体を構成してくださった。
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サロンの良さ、魅力は
出演者の吐息や体温
身体の動き
楽器との対話の仕方を
大ホールとは違って
超のつく間近で
感じることが出来る点。
そして
曲と曲との間での
お話の時間によって
奏者の演奏している時の表情と
また、違う一面
ある意味、人間味、素の部分を
垣間見れる点
だと思っている。
私自身
季節ごとに
その時々に相応しいゲストをキャスティングし
プログラムは勿論のこと
おもてなしする家の中の装飾・佇まいや
お客様にお出しするお菓子など
皆さんに「来て良かった、また訪れたい」
と思って頂ける空間作りをすることに喜びを感じるし、していて、楽しい。
そうでなくては
続けられることではないと思うし。
そのために
家族を含め
当日サポートをしてくれるスタッフの力には
ただただ感謝、有難い、の一言。
さて
2017年の幕開け
新春のサロンは
2/12(日) 14時~
冒頭にも書いた恒例の
干支にまつわる回。
村田、中澤コンビでお届けする。
来年の干支は
酉。
大空に向かって羽ばたく鳥の如く
来る年も
伸びやかに
そして
サロン全体を俯瞰しながら
ホステス役として
訪れる方たちに心地よいと感じて頂ける
時間、スペースをお贈りしていきたいと思う。
2016年も
Concert au salon d'espoirを
お心に掛けて下さった皆さま
有難うございました。
心より御礼を申し上げます。
2017年も
引き続き
どうぞ宜しくお願い致します♪