2015年3月29日日曜日

一途な思い

この週末は
お花見日和ですねー

日曜日は空模様
大丈夫なのかなぁ・・・

都立大前駅から
テクテク♫お散歩。
目黒通りを横切り
目黒パーシモンホールへ。 

やっほ~♪
楽しみにしていた
北村聡さんと鈴木大介さんの
デュオ・コンサート。



バンドネオンとギター。
共に好きな楽器。

いや、、、 
好き・・・以上の感情だなぁ。

泣きたいくらい、の、
切ない片思いみたいな 
憧れのような感覚。
(ヘンテコな表現だけど 笑)

音色そのものも好きだし
バンドネオンやギターという
ある意味マニアックな楽器の
特色を生かした曲自体にも
惹かれる。

聴いていて
心躍る要素が多いんだよね。

さすが、作曲家の人は
楽器の良いとこを引き出す才があるー。
奏法も含めて
最大限に
その楽器の魅力が伝わる作品に出会うと
ありがとー
と、作り手や表現者に感謝したくなる。
この上ない幸福感に包まれる瞬間なの。

今日は本邦初演の作品もあるので
興味津々 更にテンション↑

1部は北村さんのソロ。
去年初台のオペラシティーで開催の
「B→C バッハからコンテンポラリー」に行かれなかったので
その時と重なるプログラムも密かに楽しみにしてきた。

北村聡さん

席も前から4列目の下手(左)側。
手元や表情 息遣いを
バッチリ体感できる好位置をゲット!
終始 ガン見。

敢えて
ピアソラを封印して
アルゼンチンタンゴの
マイナーな曲をチョイスする所が
ニクイな。

スカルラッティのソナタK.98
純クラシックの古典モノも
バンドネオンの素朴?というか
どこか土臭いイメージを
裏切ってくれて 
新鮮な感動が・・・
清らかです。

個人的に一番胸に迫ったのは
教会の足踏みオルガンのような音色に聞こえる
讃美歌風のP.ブランチーナ作 Elevación
みぞおちの奥の方を
グッと掴まれたかのような
ジワジワ感。
もー泣ける。

2部後半は
いよいよ鈴木大介さんとの
ガッツリプログラム。

神妙に
先輩を紹介する北村さんに向かって
「今、鈴毛大介って
言ったでしょー」
の 第一声で
客席の掴みはOK。

思わず、
頭頂部を拝んでしまった・・・

鈴木大介さん


El choclo など
お馴染みの曲あり。

やっぱり 音が重なるって
素敵♡
アンサンブルって
相手をおもんぱかりながら
共鳴して
音や空気を刻んでいくとこ
好き。

お待ちかねの初演2作品。
三枝伸太郎 「片翼の天使」
D.スキッシ 「Scherzo y Tongo」

うーーーーん
ちょっと 難解。。。

単純な私には
高尚すぎる感が。

美しい、とか
心地よい、のとは、少し違うけど
チャレンジングな意欲的な作品
とでも言ったらいいのかしらん。

これから
様々な表現者によって
育てられていくんだろうーな。

曲も生き物だからね。

ラストは
前半のソロでは
おあずけ だった
ピアソラを連続3曲。

圧巻!!

ピアソラ・・・このヒトの作品は
裏切らないよねー

間のお二人のトークも
丁丁発止でない所が
かえって可笑しな間合いを生んで
良かった。

雑談中での
お酒好き♫発覚 ! で
親近感を覚え
更にお二人のファンに(笑)

帰りは
コンサートの協賛先から配られた
ワインを片手に
目黒川辺りをそぞろ歩いて
気持ちも桜色に染まっちゃった。



あー
片思いのような
切ない気持ち?!

いつか
この楽器と
Vocalとして
絡めたら いいなー

これからも
バンドネオン
ギター LOVE
一途でいくからねー